
佐川急便のセールスドライバー®には、日々の業務の中で自然と身につく“職人技”のようなスキルがいくつかあります。
そのひとつが、荷物のサイズを「パッと見」で見抜く力です。
佐川急便では、荷物の「たて・よこ・高さ」の三辺の合計(cm)と重さに基づいて「60サイズ」「80サイズ」といったサイズ区分が決まり、それに応じて運賃が設定されています。そのため、セールスドライバー®は毎日、何十・何百もの荷物を扱い、正確にサイズを計測しています。
さまざまな形状や大きさの荷物を測るうちに、「この荷物は80サイズだ」といった経験が積み重なり、大きさに対する感覚が自然と身に着くことで、初見でもある程度の見当をつけられます。
その結果、サイズだけでなく、荷物の持ち方・積み方の判断までスムーズになるのです。
今回はこの感覚を、未経験者でも身につけられるのか、検証してみました!
検証!荷物のサイズ当てチャレンジ
セールスドライバー®経験者と未経験者が、さまざまな種類の荷物を見てサイズを予想しました。

チャレンジ結果 | 正答率 |
---|---|
【経験者】 | 100%(6問中6問正解) |
【未経験者】初回 | 33%(6問中2問正解) |
【未経験者】再チャレンジ
|
60%(5問中3問正解) |
経験者は、すべての荷物を見て一瞬で正確にサイズを言い当て、全問正解。
一方、未経験者はというと…
段ボールや筒状、封筒型など、さまざまな形状の荷物を前に、
「手を広げて、指から指までの長さで測る」
「歩いて靴のサイズで測る」など、試行錯誤しながら30秒ほど悩んで回答していきました。

結果は6問中2問正解。やはり、経験なしでは難しいようです。
そこで、セールスドライバー®経験者からアドバイスが入ります。
- 筒状なら直径をたて・よこに置き換えて考える
- 封筒型は“もし箱だったら”で考える
- 一つの箱を基準にして、他と比べる
この“思考の型”を取り入れて再チャレンジしたところ、迷いが減り、回答もスムーズに。結果は5問中3問正解にアップ。
さすがに経験者にはおよびませんでしたが、わずかな時間でもサイズ感のつかみ方が大きく変わったことがわかりました。
日々の業務の中で磨かれる“職人技”
今回ご紹介した荷物のサイズを「パッと見」で見抜く力は、お客さまからお預かりするお荷物を毎日正確に測る、その積み重ねによって磨かれるものですが、他にも、セールスドライバー®が経験によって身につけている“職人技”があります。
気になった方は、ぜひこちらのコラムもご覧ください。
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