信頼で繋がる、荷物のリレー

2025.08.29
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毎日、日本中を行きかう宅配便。
誰かに荷物を送ることは、日常生活でよくありますよね。
しかし、大切な方に荷物が届くまで、どのような仕組みで運ばれているかご存知でしょうか?
今回は、深夜ラジオから流れる語りのように、ひとつの荷物が旅をする物語をお届けします。


石川県への旅の最終日。
金沢の街を歩き、ふらりと入った小さな酒屋で、私はこの土地の銘酒を手に取った。
店主の話に耳を傾けるうち、旅の終わりが少し名残惜しくなった。

「東京へクール便で送れるよ」と言われて手渡された伝票を見た瞬間、
いつも見慣れている佐川急便のロゴが目に入り、思わず笑みがこぼれた。

発送の手続きを終えて、金沢を後にする。
東京へ戻る電車の中、車窓を流れる風景を眺めながら、お土産は今ごろ、どこを走っているのだろうと想いを馳せた。

お届け先に向かって繋ぐ荷物のリレー

荷物は、酒屋から佐川急便のセールスドライバー®によって集荷され、金沢営業所へと運ばれる。
そこから、荷物は最終便でクール便専門の荷物を扱う金沢のクールセンターに輸送され、目的地の方面ごとに仕分けされる。仕分けが終わると、荷物を載せたクール専用の大型トラックは、北陸の夜道を静かに走り出した。
目的地は神奈川県秦野市にあるクールセンター。到着は翌朝4時頃の予定だ。

翌朝4時、辺りがまだ深い藍色に包まれる中、東の空がわずかに白み始めた頃。
2~8度の温度帯で管理された倉庫の中、スタッフたちは手を止めることなく黙々と仕分け作業を進める。
吐く息は白く、背中には集中の気配がにじむ。
体を動かすうちにじんわりと汗ばみ、寒さの中でも上着を脱ぐ者もいる。
そこにあるのは使命感、緊張感。
「間違いなく次へ繋げる」――その一心で。

神奈川県のセンターを経ると、荷物はクール便の4トントラックに積み替えられ、朝7時ごろに東京都の武蔵村山営業所へ到着する。
そこでセールスドライバー®が、アンカーとして最後のバトンを受け取り、クール便の2トントラックで配達へ向かう。

かつて私も、セールスドライバー®として、お客さまのもとへお荷物をお届けしていた。
お荷物だけでなく、そこに込められた想いも感じながら、ハンドルを握っていた日々を思い出す。

“ピンポーン”が鳴るまでの裏側に

酒屋でお土産を発送した翌朝、「ピンポーン」とチャイムが鳴り、荷物が届く。
ひんやりした箱を開けながら、ふと考える。

――この荷物は、どれだけの人の手を経て、ここまで来たのだろう。

夜の仕分け、長距離輸送、営業所での受け渡し、そして配達。
それぞれの工程で、それぞれの人が、自分の役割を果たしながら荷物を繋ぐ。
そのリレーの先に、私のもとへ届いたお土産がある。

日々の「届く」の流れを支えているのは、効率やスピードだけではない。
そこには、人の手と心がつないだ、確かな信頼が息づいている。


このように、荷物の裏側には、多くの人の手によって、お客さまからお荷物をお預かりしてから仕分け、長距離輸送、そして配達まで、リレーが繋がれています。
私たち佐川急便は、今日も“信頼のバトン”を繋いで、お荷物をお届けします。