独自サービス“スマートクラブ®”による再配達削減の取り組み

2024.05.23
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「再配達」とは、お荷物の荷受人さまがご不在だった場合に日時を改めて配達にお伺いすることです。しかし、再配達によってドライバーの負担が増え、トラック輸送によるCO2排出量が増加するなどの課題があります。2024年4月1日に施行された労働基準法の改正によりトラックドライバーの時間外労働時間の上限が規制される中、輸送能力の不足が懸念されており、再配達は「物流2024年問題」における課題の一つとされています。国土交通省では、宅配便の再配達率のサンプル調査を年2回(4月と10月)実施しており、直近の調査(2023年10月)では宅配便再配達率は約11.1%でした。

佐川急便は、再配達削減に向けた取り組みのひとつとして、2020年2月から「スマートクラブ®」(略称:スマクラ)のサービスを提供しています。パソコンやスマートフォンで氏名や住所、メールアドレス、電話番号などを入力して会員登録することで、配達するお荷物の配達日時など提供するサービスの情報が、登録したメールアドレスに通知されます。またパソコンやスマートフォン上で、配達日時をはじめ、各種情報の変更ができます。手軽に利用できることから会員数は1,700万人を突破(2024年3月末時点)し、前年比136%と大幅に増加しています。

また、スマートクラブ®には加入していないのに、「佐川急便LINE公式アカウントからお荷物の配達予定日時の通知が来た」という方も多いはず。これは送り状に記載された荷受人さまの電話番号とLINEが保有する電話番号が一致すると、お荷物のお届け予定をLINEで通知する「LINE通知メッセージ」というサービスです。この通知から配達予定日時を変更することもできますが、「ID連携してLINE通知を受け取る」を押してスマートクラブ®に加入しておけば、LINE上で再配達日時などに必要な入力の手間が省けるメリットがあります。
このように佐川急便では、1回でお荷物がお渡しできるように各種サービスを展開しています。

担当者の声

大切なお荷物を1回でお渡ししたい

入社前当時、学生のときに佐川急便の営業所で構内作業のアルバイトをしていました。企業さま向けに対して個人さま向けのお荷物が大半を占めるなか、佐川急便が配達にお伺いするタイミングと、荷受人さまが在宅されているタイミングがなかなか合わないこともあり、同じ営業所の先輩ドライバーが苦労しているのを目の当たりにしていました。入社後、法人営業課に配属され、その後経営企画に携わるなど集配業務から遠ざかっていましたが、スマートクラブ®の担当者として着任した際、アルバイトで営業所にいた先輩ドライバーの苦労を思い出しました。サービスを提供して以来、約2年で会員数は1,500万人を超えましたが、まだまだ十分に知られていないと実感しており、この4月には特典付きキャンペーンを実施するなど認知向上に取り組んでいます。今後は、配達日指定以外に、お客さま目線で充実したサービスや機能を拡充していきたいと考えています。同時に、これらの取り組みを通じ佐川急便のセールスドライバー®が働きやすい環境作りに貢献し、少しでも業務の効率化につなげられればと考えています。

事業開発部 商品企画課 担当者
※取材当時
  • 「セールスドライバー®」「スマートクラブ®」はSGホールディングス株式会社の登録商標です。