足こぎ式燃料給油ポンプ 満タンになるまで漕いでみた

2024.10.22
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近年頻発する自然災害により、万が一に備えて災害備蓄品や防災グッズを準備されている方も多いと思います。
実は、佐川急便も災害などが発生した際も「物流を止めない」ために備えている備蓄品や設備があります。その一つに「足こぎ式燃料給油ポンプ」があります。
災害が起きた際は、支援物資を安定して輸送することが物流事業者の急務となります。

今回、都内某営業所の構内において「足こぎ式燃料給油ポンプ」を使った災害時の給油対応訓練が行われると聞き、訓練の様子を見学しつつ、こんな検証を行ってきました。

検証!足こぎ式燃料給油ポンプ 満タンになるまで漕いでみた

足こぎポンプを使って2トントラックを満タン(100ℓ)にするには何分かかるのか?

営業所の担当者はもちろん、本社スタッフも訓練に参加します。
自転車の要領でペダルを漕ぐと、吸い上げられた燃料がノズルから噴出する仕組みになっています。漕いでいる様子は、なんだか少し大変そうです。

ちなみに、広報部Sも漕いでみました。
自転車の感覚を想定して、いざ漕ぎ出してみると…全くうまく漕げませんでした。(ただの運動不足かな)

訓練はしっかり真面目にやっています
うまく漕げないため思わず立ち漕ぎになっている広報部S
ペダルを漕ぐとこのようにノズルから燃料が出てきます

結果、2トントラックを満タン(100ℓ)にするのにかかった時間は、4分30秒!!
ちなみに広報部Sの記録は…たった5ℓ給油するのに30秒もかかってしまいました。

今回は、有事の際も物流を止めないための備え「足こぎ式燃料給油ポンプ」を紹介しました。
ご自宅に備えている災害備蓄品の中には、普段は使用しないものもあると思います。事が起こってから初めて使うのではなく、使用方法や動作確認などは定期的に行っておくことも必要ですね。

  • 「足こぎ式燃料給油ポンプ」
    長期間の停電時でも給油ができるよう、インタンクがある全国126カ所の営業所に対して、足漕ぎポンプを124カ所、小型発電機を2カ所に配備しています。

サステナビリティ
佐川急便のBCP・BCM