高尾100年の森グリーンハイスクール第3回ファシリテーター調査
2025年9月28日
9月28日(日)に「高尾100年の森グリーンハイスクール第3回ファシリテーター調査」が開催されました。
このプログラムは、八王子市の高校生を対象に、部活動や授業の一環として、年間で生物の調査・研究を専門家と共に行うものです。参加生徒は、自然環境の中でフィールドワークを重ね、1年間の活動の成果を、3月に開催される発表会で報告します。
参加人数:高校生32名 スタッフ10名
参加高校:都立南多摩中等教育学校/都立八王子東高等学校/工学院大学付属中学校・高等学校/穎明館中学高等学校/東京純心女子中学・高等学校
<調査内容>今回から学校の枠を超え、参加者の関心に基づいたテーマ別の4つの班(水生生物/哺乳類・小動物/枯木の生物/キノコ・植物)に分かれて調査を行いました。他校の参加者ともコミュニケーションが取れる形になり、それぞれの知識や経験を共有することで活動がより活発になることが期待されます。
水生生物
沢に生息する生物の特徴をしっかり観察し、図鑑を使って自ら同定する能力を磨きます。また、形態的な特徴と生息環境の関係について考えます。
ファシリテーターからそれぞれの生き物の特徴や見分け方などを教えてもらいます
哺乳類・小動物
森を歩いて足跡やフン、食痕などのフィールドサインを探します。発見したフンに含まれる種子などを分析し、哺乳類が森林生態系で果たす役割を考察します。
採取した動物の糞を茶こしですすぎます
枯木の生物
枯木や倒木を観察し、枯れた木を利用する生物を調べ、森の分解者としての役割などについて考えます。
それぞれの関心の高い生き物が見つかるととても楽しそうでした
以前伐採した木が朽ち、さまざまな生き物がたくさん出てくるスポットになっていました
キノコ・植物
森を歩いてキノコを探すとともに、身近でも知らないことが多いキノコの生態や出現する環境について理解を深めます。
キノコを見つけるとファシリテーターからそのキノコの構造や特徴について説明
採集したキノコを並べると圧巻です。
細部まで詳しく観察し、図鑑を使って種を同定しました
今回の調査で集めたデータは3月の発表会に向けて整理し、まとめていきます。
また、残り1回のファシリテーター調査と自主調査を実施し、高尾100年の森で高校生の興味関心に基づいて生物の調査研究を行っていきます。
次回の調査は10月26日(日)!