第7回「高尾100年の森で里山ワーク2024」開催

自然体験/保全活動

2025年01月18日

1月18日(土)に、2024年度第7回「高尾100年の森で里山ワーク2024」(主催:一般財団法人持続性推進機構)が開催されました。このプログラムは、ユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら、幅広い世代と交流を深める活動です。年間の開催を通じて、自然環境のみならず、歴史的・文化的な価値の高い里山を後世に残せるよう、参加者自らの手で里山管理を行います。

今回の活動テーマは「間伐と新エリア拡大に向けた整備」です。当日は、特定非営利活動法人千葉大学環境ISO学生委員会に所属する学生と立教大学の学生たちが参加して活動を行いました。

間伐と倒木の整備

ウッドデッキ広場横の木の間伐と、ヤッホー丘手前の倒木の除去を行いました。

はじめにチェーンソーで切れ込みを入れ、最後は木に結んだロープを全員で引っ張って倒します
はじめにチェーンソーで切れ込みを入れ、最後は木に結んだロープを全員で引っ張って倒します

はじめにチェーンソーで切れ込みを入れ、最後は木に結んだロープを全員で引っ張って倒します

倒れた木の細かい枝は手ノコできれいに整えます
倒れた木の細かい枝は手ノコできれいに整えます

倒れた木の細かい枝は手ノコできれいに整えます

ヤッホー丘手前の階段に倒木がありました。太い幹をチェーンソーで切った後、手ノコで玉切りにします
ヤッホー丘手前の階段に倒木がありました。太い幹をチェーンソーで切った後、手ノコで玉切りにします

ヤッホー丘手前の階段に倒木がありました。
太い幹をチェーンソーで切った後、手ノコで玉切りにします

フクロウ巣箱の移動

2022年に設置したフクロウ巣箱にこれまで営巣が確認されなかったため、ショートカットコース近くのより開けた場所へ巣箱を移動しました。次回センサーカメラを設置し、引き続き観察を続けていきます。

巣箱をかけた木の幹には小動物が登ってくるのを防ぐ仕掛けを設置しました
巣箱をかけた木の幹には小動物が登ってくるのを防ぐ仕掛けを設置しました

巣箱をかけた木の幹には小動物が登ってくるのを防ぐ仕掛けを設置しました

新エリア拡大に向けた整備

午前中最後は、今後活動エリアの拡大を見込んでいる100年の森ゲート付近のエリアを整備しました。

一面を覆っているアオキやつる性の植物を手ノコで切っていきます
一面を覆っているアオキやつる性の植物を手ノコで切っていきます

一面を覆っているアオキやつる性の植物を手ノコで切っていきます

大量に取り除くことができました
大量に取り除くことができました

大量に取り除くことができました

全員で玉切り

午後は、以前伐倒し、切りやすくするために乾かしておいた木を手ノコで玉切りにしました。参加者全員の手による作業のおかげで、長い木があっという間に玉切りになっていきました。

全員横並びで一斉に切る様子は圧巻でした
全員横並びで一斉に切る様子は圧巻でした
一見細い木も堅く、切るのに一苦労
一見細い木も堅く、切るのに一苦労

林道沿いの整備

最後に林道沿いの整備も行いました。最後の体力を振り絞って灌木類を除去し、明るいエリアになりました。

林道沿いの整備
林道沿いの整備
作業前
作業前
作業後
作業後

ランチタイム

今回はピェンロー鍋(白菜・豚肉・春雨を干し椎茸のだし汁で煮込んでごま油をかけた中国の鍋料理)をいただきました。疲れた体を回復させる優しく温かい一品でした。

ランチタイム

次回の里山ワークは2月22日(土)。
ここ佐川急便の「高尾100年の森」では、人が手を加えることで自然や生物多様性を保全する活動を引き続き行っていきます。