第4回「高尾100年の森で里山ワーク2024」開催

自然体験/保全活動

2024年10月26日

10月26日(土)に、2024年度第4回「高尾100年の森で里山ワーク2024」(主催:一般財団法人持続性推進機構)が開催されました。このプログラムは、ユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら、幅広い世代と交流を深める活動です。年間の開催を通じて、自然環境のみならず、歴史的・文化的な価値の高い里山を後世に残せるよう、参加者自らの手で里山管理を行います。

今回の活動テーマは「せせらぎ広場の倒木除去・落枝回収とフィールド全体の整備」です。当日は、特定非営利活動法人 千葉大学環境ISO学生委員会に所属する大学生と、立教大学の学生たちが参加して活動を行いました。

全体説明と橋の復旧作業

本日の作業内容と工程の説明をうけます。

全体説明と橋の復旧作業

せせらぎ広場に向かう途中、夏の集中豪雨で橋が流されていたため復旧作業を行いました。

全体説明と橋の復旧作業
全体説明と橋の復旧作業

せせらぎ広場の倒木除去・落枝回収

林道の通行を妨げていた杉の木を玉切りしたものや、散乱している落枝を一カ所に集め、全員でウッドデッキ広場に運びます。6月依頼の開催となるため、非常にたくさんの落枝があり、薪の材料を大量に確保することができました。

広範囲に散乱している落枝を拾い集める①
広範囲に散乱している落枝を拾い集める①
広範囲に散乱している落枝を拾い集める②
広範囲に散乱している落枝を拾い集める②
拾い集めた落枝を一カ所に置く
拾い集めた落枝を一カ所に置く
玉切りした杉の木の一時保管場所
玉切りした杉の木の一時保管場所
杉の木は重量があるため力を合わせて運ぶ
杉の木は重量があるため力を合わせて運ぶ
せせらぎ広場からウッドデッキ広場に移動
せせらぎ広場からウッドデッキ広場に移動

薪割り

薪棚に格納するため薪割りと落枝の長さ調節を行いました。薪割りが初めての学生もおり上手く割れたときなどは歓声が上がりました。

腰を落として足を開き安全を確保して斧を振り下ろす
腰を落として足を開き安全を確保して斧を振り下ろす
薪棚の長さに合わせて落枝を切る
薪棚の長さに合わせて落枝を切る
薪棚いっぱいに薪を集めることができた
薪棚いっぱいに薪を集めることができた

ゲート付近のフィールド整備

5・6月に灌木を切る整備を行いましたが、追加で灌木の伐採と折れた木々を回収し、使える木材をせせらぎ広場と同様にウッドデッキ広場に移動しました。今後はそだの補充や薪として活用する予定です。

全体のバランスを確認し整備に着手
全体のバランスを確認し整備に着手
灌木を手ノコで伐採し折れた木々を回収する
灌木を手ノコで伐採し折れた木々を回収する
伐採と回収した木材を一カ所に集める
伐採と回収した木材を一カ所に集める
ウッドデッキ広場に移動させる
ウッドデッキ広場に移動させる
集めた木材を移動し綺麗なフィールドが復活
集めた木材を移動し綺麗なフィールドが復活
都内では見かけない大きなカタツムリを発見
都内では見かけない大きなカタツムリを発見

ランチタイム

今回は芋煮汁を作っていただきました。道中の直売所で販売していた里芋に加え、特別に牛肉入りのため、皆テンションが上がり直ぐに完食となりました。疲弊した体に染みわたり、体力を回復させる温かい逸品でした。

牛肉を入れ醤油で味付けしコトコト煮ます
牛肉を入れ醤油で味付けしコトコト煮ます
温かい芋煮汁が完成しました
温かい芋煮汁が完成しました
直売所で購入した春菊を添えて
直売所で購入した春菊を添えて
木々の葉
木々の葉
栗
どんぐり
栗

10月に入りましたが都内では連日気温20度を上回り、まだまだ汗ばむ陽気が続いています。
高尾の森では木々の葉も色づき始め、栗やどんぐりを発見することができ、秋の気配が少しづつ近づいていることを感じられました。