相棒シリーズ第六弾!いつも持ってる「アレ」はなに?

2026.02.17
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怪しげな赤い光を放つ「アレ」をご紹介!

「ピッ」「ピピピッ」「ピローーー」という電子音を鳴らしながら佐川急便のドライバーが送り状のバーコードを読み取る際に使っている端末、通称PDT(ピー・ディー・ティー)。第六弾となる今回の相棒シリーズでは、ドライバーが業務で使っている機器の中からPDTをご紹介します。

PDTとは、Portable Data Terminal(ポータブル・データ・ターミナル)の略で、前述した通り、送り状のバーコードを読み取るための端末です。ドライバーが使っているところを見たことがある、という方も多いと思います。

このPDT、実は結構働き者なんです。
荷物を輸送する工程ごとに読み取ったバーコードのデータは、荷物が今どこにあるのかを調べることができる「貨物追跡」に反映します。届く予定の荷物が楽しみで「今どこかな~♪」と調べたことがある方も多いはず。社内で荷物データを管理するだけでなく、荷物を受け取るお客さまや荷物を送ったお客さま側からも確認ができるデータとして活躍しています。

PDTの変遷を見てみましょう!

佐川急便のドライバーがPDTを使い始めたのは、1985年。
時代の流れと共に、PDTも進化してきました。

1985年~ 第1次PDT

第1次PDTはこんな感じ。
なんと、ペンの部分でなぞることでバーコードを読み取っていたんです。
昭和の時代を駆け抜けた世代の方には、なんとも懐かしい感じのするタイプですね。

1991年~ 第4次PDT

こちらは第4次PDT。
ペンタイプの端末でバーコードをなぞる読み取り方から、ラインセンサー※1による読み取りに変わりました。

  • ※1
    ラインセンサー
    線(ライン)を検出するためのセンサー。現在では、床や地面に描かれたラインを認識して、その上を走行するロボットや自動搬送装置などに使われている。

1995年~ 第5次PDT

そして、赤外線のレーザーで読み取れるようになった第5次PDT。
通信には微弱無線の電波※2でデータを送信していました。

  • ※2
    微弱無線の電波
    電波法で定められた非常に弱い電力で発射される無線電波。免許や登録なしで使用できる無線設備として扱われている。

2005年~ 第7次PDT

第7次PDT(通称:7thPDT)になると、微弱無線ではなくBluetoothや通信会社の回線を使ってデータ通信ができるようになりました。
知っている単語が出てきたので、少しほっとしました。

2010年~ 第8次PDT

携帯電話とPDTの機能を併せ持った第8次PDT(通称:エイトマン)。
画面はタッチパネル式になっているので、画面をタッチして操作することも、十字キーでカーソル操作をすることもできます。

2022年~ 第11次PDT

こちらは現在全国のドライバーが使用している第11次PDT(通称:PDTイレブン)です。
C-MOSイメージャ※3によりバーコードの方向を気にせず読み取ることが可能になりました。

  • ※3
    C-MOSイメージャ
    カメラの「目」にあたる部品に搭載。レンズから入った光を受けて、デジタルの画像データに変換する。

懐かしさの漂う初期モデルから、現代的でスタイリッシュな最新機種まで、PDTは実に多様な姿へと進化してきました。約40年の歩みを振り返ると、その変化の大きさには驚かされます。日本を代表する電子機器メーカー各社の技術力が、まさに物流の現場を支え、進化を後押ししてきたと言っても過言ではないでしょう。

これからさらに何十年か先には、ドライバーが“目視するだけ”、“指先をかざすだけ”でバーコード情報を読み取れる、そんな未来が訪れるかもしれませんね。

(広報部Sのささやかな妄想ではありますが…!)

PDTに関する佐川用語「鳴いた?」とは?

新人ドライバーAさんが荷物の積み込みをしていたところ、先輩ドライバーのBさんがひとつの荷物を指してこう聞きました。

Bさん「これ鳴いた?」

Aさん「…ナイタ?…泣いた?…???」

さて、Bさんが何を聞きたかったのか、わかりましたか?

実は、Bさんは「この荷物PDTで読み取った?」と聞いていたのです。
PDTはバーコードを読み取る際に「ピッ」「ピピピッ」「ピローーー」などの音を出します。この音が正しくデータが読み取れているかの合図になります。バーコードを読み取ると音が鳴るので、「読み取る」=「鳴く」というところからこの佐川用語が誕生しました。

(「鳴く」とは言わない、もしくは別の言い方をする地域もあります)

今回の相棒シリーズは、いかがでしたか?
ドライバーの相棒はまだまだありますので、第七弾もお楽しみに!