ドライバーとトラックの絆
ビルが立ち並ぶオフィス街、お店が軒を連ねるにぎやかな街中、静かな住宅街、そして人里離れた山間地域。
きっとあなたも、どこかでこのトラックを見かけたことがあるはずです。
今回の「相棒シリーズ」第五弾では、佐川急便のドライバーとトラックの間に生まれる、深く強い絆の物語をご紹介します。
Case1:「早く帰って来ないかな…」首を長くして相棒の帰りを待つ
ドライバーにとってトラックは、朝から晩まで業務を共にする一番の相棒。
「おはよう、今日もよろしく」から始まり、配達の合間にふぅとひと息つくブレイクタイム、そして「今日もお疲れ、また明日もがんばろうな」と退勤するまで、いつでも一緒です。
だからこそ、車検や修理で一時的に離れる時間は、どこか寂しさを感じるもの。
代わりのトラックに乗って業務をこなしていても、ハンドルの重さ、クラッチの感覚、エンジンの振動や音、ドアの閉まり具合、シートに座った時の感触などが微妙に違って、なんとなく落ち着かない…。
やっぱり、いつもの相棒が恋しくなるのです。戻ってきた時の安心感は、まるで長年の友人に再会したような気持ちになります。
Case2:いつも一緒だからこそわかる小さな変化
佐川急便ではチーム制を採用しており、休みのドライバーの代わりに別のドライバーが業務を担当します。
休み明け、いつもの相棒に乗った瞬間、ドライバーはすぐに気が付きます。変わっているミラーの角度、微妙に合わないシートポジション、置き場所が変わっている備品、そして微かに残るおいしそうな匂い…きっと前日に乗ったドライバーが、お昼に何かおいしいものを食べたのでしょうね。
一日中過ごす空間だからこそ、少しでも快適になるよう“自分仕様”に整えているドライバーが多く、他人によって変えられたほんのわずかな違いにもすぐに気が付きます。
落ち着くにおい、いつもの配置、安心できるフィット感――それらは、ドライバーそれぞれの“自分仕様”であり、トラックがただの道具ではなく、長い時間を共に過ごしてきた相棒であることを物語っています。まるで、相棒の身だしなみを整えてあげるような感じですね。
Case3:愛情と日頃の感謝を込めて相棒を磨く
幅も高さもあるトラックの洗車は、実はとても大変。長い柄のブラシで汚れを落とし、水で洗い流し、丁寧に拭き上げる。足元のマットや荷台のローラーも外して砂や小石を掃き出す。クール庫内もきれいに拭き、タイヤにはワックスを塗ってツヤツヤに仕上げる。
自分も水に濡れながら、汗をかいて仕上げたその姿は、まさに“誇り”そのもの。いつも一緒に走ってくれる相棒に「ありがとう」の気持ちと愛情を込めて洗車をする時間は、ただの作業ではありません。
ピカピカになったトラックがどこか誇らしげに見えるのは、きっとドライバーとトラックが強い絆で結ばれているからなのです。
- トラックへの愛情が極度に強いドライバーのストーリーです。全員が同じとは限りません。
大型トラックの場合は洗車機を使ってきれいに洗車することもあります。
迫力があってかっこいいですね。相棒をきれいにして本日の業務は終了。
こちらは東京-大阪間を運行しているスーパーレールカーゴ®(貨物鉄道)のコンテナを積んだ車両。
鉄道輸送用のコンテナは鉄粉で茶色っぽくなっているが、こちらも一日の疲れをとるかのように洗車機へ。
いかがでしたか?
後編となる今回は、佐川急便のドライバーとトラックとの絆に焦点を当ててご紹介しました。
街中で見かけるトラックが、少し違って見えてきたのではないでしょうか?
佐川急便のトラックの装備を大・大・大公開した前編もぜひご覧ください!
次回の「相棒シリーズ」もどうぞお楽しみに!

