中央大学杉並高等学校フィールドワーク
2024年1月11日
1月11日(木)に、高尾100年の森の環境を現地で体験することで、生物多様性・森林保全の必要性を理解することを目的に、中央大学杉並高等学校の生徒たちがフィールドワークを行いました。中央大学杉並高等学校では「自然環境保護・SDGs」について生徒たちが考える授業を行っており、環境教育の一環として開催されました。
高尾100年の森の環境を知る
森の環境に慣れるため、まずは気温や沢の水温、ドングリの重さを予想し、実際の数値と自分の感覚が一致しているかを確認しました。また、木の種類の違いによって森の中がゾーニング※され管理されていることや、生息する動物についても学びました。
- ゾーニングとは:都市計画や建築プランなどで、用途などの性質によって空間を区分・区画すること
場所によって生えている木が違うこと、それぞれのゾーンに役割があること等を解説
森の調査体験
木の体積などを調査するために必要な胸高直径(胸当たりの高さの木の幹の直径)を測ったり、石や葉の裏にいる生き物を探したりする体験をしました。
専用の計測機器を使い、色々な太さの木を測ります
冬場は生き物の数が少なく、なかなか見つけるのが難しかったですが、石の裏や土を掘って生き物を探しました
管理された森の観察
最後はエントランス広場奥の管理されたスペースで、人の手による管理の重要性や、管理しすぎてもいけないこと、管理されていることによって生息できる生き物等がいることを説明しました。
今回のフィールドワークを通して、生物多様性・森林保全の必要性を理解していただけたと思います。これからも環境教育の場として、子どもたちが自然環境に目を向けるきっかけを提供していきます。