第8回「高尾100年の森で里山ワーク2022」開催

自然体験/保全活動

2023年2月18日

2月18日(土)に、2022年度第8回「高尾100年の森で里山ワーク2022」(主催:一般財団法人持続性推進機構)が開催されました。このプログラムは、ユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら、幅広い世代と交流を深める活動です。年間の開催を通じて、自然環境のみならず、歴史的・文化的な価値の高い里山を後世に残せるよう、参加者自らの手で里山管理を行います。

今回の活動テーマは「新フィールドの開拓」です。当日は、特定非営利活動法人 千葉大学環境ISO学生委員会に所属する大学生たちが参加して活動を行いました。

新フィールドの開拓

エントランス広場の北側には、灌木類が立ち並び、人が立ち入らない平たんなエリアがあります。今回、この土地を明るい草地とするために、灌木類を伐採する作業を行いました。灌木類を伐採することで、地面まで光が差し込み、草花が育ち、昆虫などが集まる明るいエリアをつくっていきます。特に太く大きい灌木類ついては、木を伐倒するときの基本的な技術「受け口」と「追い口」について学びながら、伐倒作業を行いました。

大きい灌木類を切るときは、まず地面と水平に切り込みを入れます
大きい灌木類を切るときは、まず地面と水平に切り込みを入れます
続いて切り込みのやや上の位置から斜めに向けて切り込みます
続いて切り込みのやや上の位置から斜めに向けて切り込みます
これで「受け口」の完成!
これで「受け口」の完成!
受け口の裏側から切り込みを入れ、「追い口」を作ります
受け口の裏側から切り込みを入れ、「追い口」を作ります
安全に倒すことができました
安全に倒すことができました
伐採した木の切り口
伐採した木の切り口
作業前
作業前
作業後
作業後
たくさん灌木類を伐採することができました
たくさん灌木類を伐採することができました

リスとの遭遇

ユースワーク活動中、目の前の木に、生き物が横切りました。ふさふさで大きなしっぽを持つ、リスです。普段は木の上で生活しており、なかなかその姿を見かける機会はありませんが、この日は下まで降りてきて、私たちに顔を見せてくれました。これからも、このような小動物たちが暮らしていける生態系豊かな森づくりを継続していきます。

ランチタイム

今回のランチでは、体を暖める料理として、大根とひき肉の煮込みを作りました。昆布でしっかり出汁を取り、ほろほろに煮えた大根は絶品でした。

みんなでおいしくいただきました
みんなでおいしくいただきました
やさしい味が疲れた体にしみます
やさしい味が疲れた体にしみます
ランチの後は薪割りタイム!
ランチの後は薪割りタイム!

次回の里山ワークは3月25日(土)。
ここ佐川急便の「高尾100年の森」では、人が手を加えることで自然や生物多様性を保全する活動を引き続き行っていきます。

  • 本活動は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底した上で開催しています。