秋の植樹体験・そだ作り・色探し・フォトコンテスト
2022年10月28日 / 2022年11月30日
2022年10月28日と11月30日の2回にわたり、グループ会社社員による「高尾100年の森」社員研修が開催されました。CO2の吸収源となる森林の保全活動に取り組み、SGホールディングスグループのCSR活動を理解すること、加えて、他部署とのコミュニケーションを深めることを目的としています。
トレイルのガイドウォーク
まず、この森を知るため、沢沿いを散策しました。森林インストラクターからこの森の生態系ピラミッドの頂点の存在であるフクロウやオオタカが生息する場所の説明を受けたり、足跡や糞などの動物の痕跡を発見しながら森の中を散策しました。


植樹体験・そだ作り
森林保全活動として植樹を体験。今回、植樹する木はクヌギ・コナラ・エゴです。クヌギやコナラが実をつけるドングリは、リスやネズミなどの小動物の餌となり、エゴが夏につける白くて大きな実はヤマガラなどの野鳥の大好物。いずれも森にたくさんの生き物を呼び寄せる、生物多様性の輪を広げる木なのです。
はじめに、苗木の生育環境を良くするために雑草や灌木などを取り除く「地拵え(じごしらえ)」という整地作業を行ったのち、苗木を埋める穴を掘って植樹しました。


最後はそだづくりです。そだとは枝を編むように束ねて土留めとなる段々をつくることで、植樹した場所の土が流出することを防ぎます。また、この枝の隙間は昆虫や小動物の姿を隠すことができるすみかともなります。参加者全員で森散策の時に集めた枝を編むように積み重ね、立派なそだが完成しました。



色探しゲーム
昼食後は、参加者のコミュニケーションを図るため、色探しゲームを行いました。指定された色見本に最も近い自然物を探せたかを競うゲームです。このゲームでは、いかに色見本に近い色を持つ自然物を探し出せるかどうかはもちろんのこと、チームによるプレゼンテーションも重要です。指定された色見本は同じなので、どのチームも似たような自然物を探しがちです。「私たちが見つけた葉が、色見本に近い色を持つ面積が1番多い」や「見つけた葉は、色見本とは違う色に見えるが、太陽の光に透かしてみると色が変わる」など思い思いのポイントをユーモアあふれる言葉でアピールしていました。




森のフォトコンテスト
1cmほどの小さなフィギアを自分に見立て、川・切り株などの森の自然を生かしながら、フィギアとともにフォトジェニックな写真を撮影します。今回の撮影テーマは「ワーケーション」。撮った写真は参加者同士で見せ合い、年齢や役職関係なくコミュニケーションを深めていました。



今回の活動を通じて、環境保全に対する理解度や意識が向上したと思います。また、参加者間のコミュニケーションも深まり、今後の仕事の場面においても良い効果が生まれることでしょう。
これからも、自然体験や環境教育やチームコミュニケーションの場として、高尾100年の森を多くの方にご利用いただきたいと思います。
- 本イベントは、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底した上で開催しております。