定期保全作業

保全活動の記録

2015.04.28

高尾100年の森では、春の訪れと共にたくさんの花が咲いています。この時期見ごろとなる山つつじをはじめ、高尾周辺で40もの種類が自生しているスミレ等、この日だけでも数種類の花が確認できました。残念ながら山桜は見ごろを終えていましたが、この豊かな生態系を守るため、継続した保全活動が重要だと再認識しました。

今回の定期作業では、前回撤去した倒木のある場所から下に広がるエリアで、間伐作業を行いました。午後からは竹林に移動し、竹の間伐を行いました。
竹林も間伐等で手入れをしないと、どんどん広がり日光を遮断してしまうため、生態系にも悪影響をおよぼします。間伐することで地面にまで日光が差し込み、生物の多様性を育みます。
今回、作業の合間にたけのこ堀りを試みましたが、生憎、猪に食べられてしまっていて、ほとんど収穫することができませんでした。 次回の定期作業でも、引き続き間伐を中心に行っていく予定です。

  • 間伐
    倒れかけている木や枯れた木等の不要な木を伐採することで日当たりを良くし、生物の多様性や、健康な木がより健康になるように人為的に手入れを行うこと。
山つつじ
枯れた木を伐倒しています
日光が差し込むようになりました
たけのこも収穫できました