自然共生型社会の実現に向けてEnvironment:環境
2022年12月に開催されたCOP15において、「2030年までに生物多様性の損失を食い止め、反転させ、回復軌道に乗せる」、いわゆる「ネイチャーポジティブ」が新たな国際目標として設定されました。
佐川急便では、東京都八王子市に保有する「高尾100年の森」において、「ネイチャーポジティブ」に貢献する取り組みを行っています。
関連するSDGs
目標と実績
生物多様性の保全
| 単位 | (中期目標)2024年度目標 | (単年目標)2024年度目標 | 2024年度実績 | |
|---|---|---|---|---|
| 社有林「高尾100年の森」社員が参加する保全活動の実施回数 | 回 | 年10回実施 | 年10回実施 | 年9回実施 |
| 主な施策 |
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森林保全活動の推進
「高尾100年の森」プロジェクトを通じて森の保全活動を10年以上継続
佐川急便ではトラックなどの事業活動から排出されるCO₂の吸収源となる森林保全に取り組んでいます。2007年にスタートした「高尾100年の森」プロジェクトでは、市民、大学などの教育機関や専門家、NPOなど多くの人たちと協働で「地球温暖化防止に役立つ里山」「人と自然が共生する里山」の再生を「100年」という言葉に象徴される長期的なビジョンのもと、ゆったりとしたタイムスケールで進めています。
「高尾100年の森」プロジェクトのコンセプト
佐川急便の里山再生プロジェクト「高尾100年の森」
東京都八王子市に所有する山林約50ヘクタールで植樹などの保全活動を通して森を守る大切さを伝えています。
緑の認定(SEGES)
「高尾100年の森」は、良好な緑地と日頃の活動、取り組みを評価する認定制度(SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム))で「そだてる緑」に認定されました。
SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム)とは、公益財団法人都市緑化機構が、企業等によって創出された良好な緑地と日頃の活動、取り組みを評価し、社会・環境に貢献していることや良好に維持されている緑地であることを認定する制度です。
自然共生サイトに認定
「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を環境省が認定する「自然共生サイト」に認定されました。(令和6年度後期認定)
ネイチャーポジティブの実現に向けた取り組みの1つであり、30by30の達成に貢献します。
自然共生サイト
主な活動事例
グリーンハイスクール(高校生)
八王子市の高校を対象に、主に部活動の一環として年間を通して専門家と一緒に生物調査を行い、年度末に1年間で調査・研究した内容を発表する発表会を行います。
本プログラムを通じて学校間の交流やスキルアップを図ります。
里山ワーク(ユース世代)
大学生を中心に、2015年から継続して毎月フィールドの保全活動を行っています。
インストラクター指導の下、生物多様性の豊かな里山を目指して整備します。
企業研修(社会人)
保全作業を通して自然を五感で感じることで、参加者の環境意識の向上、グループワークやディスカッションによるコミュニケーションの向上を図ります。
2024年度活動実績
| 実施内容 | 活動回数 | 参加人数 |
|---|---|---|
| 社会人の里山研修 | 8回 | 167人 |
| ユース里山ワーク | 9回 | 185人 |
| 企業の森林保全体験 | 2回 | 43人 |
| 林野庁森林保護管理研修 | 1回 | 40人 |
| 八王子市共催親子里山体験 | 1回 | 45人 |
| 合計 | 21回 | 480人 |
活動の詳細は高尾100年の森Webサイトをご覧ください。
高尾100年の森 Webサイト



