パンの共同配送プロジェクトを佐川急便主導で実現!事例・実績

フジパン株式会社さま
株式会社リョーユーパンさま
株式会社フランソアさま
株式会社タカキベーカリーさま
(パンメーカー)
小売・流通

配送コストの高騰やドライバー不足の問題を解決したい!

佐川急便は複数のパンメーカーさまとお話しする中で、パン業界全体が配送コストの高騰やドライバー不足に悩まれていることを知りました。自社で車両手配や配送を行っているところも多く、その状況は切実なもの。配送コストの削減やドライバーの確保、さらには配車業務の軽減などを、どのメーカーさまも望まれていました。

佐川急便が取りまとめ役を担うことで、スムーズにパンの共同配送を実現

そこで佐川急便はパン業界の課題解決のために、「パンの共同配送」をご提案することに。パンメーカーさまは独自の配送網を築き、スーパーなどの小売店にパンを納品されていますが、納品先は同じ店舗ということが多く見受けられました。その非効率を解消するため、佐川急便は共同配送センターを用意。各メーカーさまの商品を取りまとめて小売店へ配送するスキームを構築しました(図参照)。

Before

After

以前から共同配送の話は各メーカーさまの構想にありました。しかし、それぞれの出荷時間の違いや、小売店の納品時間の希望がある中で、取りまとめ役がいないこと、さらに各メーカーさまの商品をどのように識別・仕分けして出荷するのか、などの解決しなければいけない課題がいくつもあり実現していませんでした。そこで佐川急便が間に入って、メーカーさまと小売店の要望に合わせた出荷時間・納品時間の調整、商品の識別・仕分けの共通管理などを行うことで、共同配送を実現させることができました。配送が効率化されたことで、配送コスト・配車業務の削減につながったことはもちろん、配送車両台数が減ったことによるCO2排出量削減(年間18.7%削減)にもつながっています。

課題

パン業界全体が、輸送コストの高騰、ドライバー不足に悩んでいました。

ご提案

佐川急便が各メーカーさまの商品を巡回集荷し、共同配送センターで仕分けしてから小売店へ配送する「共同配送」をご提案しました。

成果

配送の効率化につながり、各メーカーさまの配送コスト・配車業務の削減を実現しました。

お客さまの声

多岐にわたりご配慮いただき、安定供給が図れています

フジパン株式会社
DX推進本部(九州) 統括課長 清水保順さま

当事業は、2024年問題・諸課題改善ならびに環境への配慮を目的に、佐川急便さまが主幹となり、既存物流協力会社との協力関係構築をはじめ、多岐にわたりご配慮いただき立ち上がりました。当然、順風満帆なスタートではなく、日配品共配事業は荷量の波動・異常気象など大小さまざまな問題が発生する中、佐川急便さまのアセット・リソースも活用いただき、安定供給が図れています。他県・地域共同配送を含め、SCM最適化に向け引き続き情報共有し、今後の展開に関しても前向きに検討していきたいと思います。

佐川急便さまを始めとする関係各位のご協力のおかげで、成果を挙げることができました

株式会社リョーユーパン
物流システム部 課長 田尻雅裕さま

2022年11月、大分県を中心とした東九州エリアにおけるパンメーカー4社での共同配送を開始いたしました。パンメーカーにおける包括的なエリア共同配送は、九州では初めての試みです。
プラットフォームは佐川急便さまに構築いただき、車両台数の大幅な削減を皮切りに、環境、積載率、走行距離、拘束時間、お得意先さまへの納品回数等々の問題を改善することができ、一定の成果を挙げることができたと考えております。
佐川急便さまのご担当者と最初にコンタクトしたのは2020年と記憶しております。
約2年間の準備期間におきましては、何度も検討会を重ね、ときには激しい議論が交わされました。全てが順調に進んだわけではありませんでしたが、佐川急便さまを始めとするお得意先さま・協力会社さま・ドライバーさまのご理解とご協力、そして各メーカーの助け合いにより、現在に至ることができました。
まだまだ課題は残されておりますが、今後も全体最適・課題解決に向けた取り組みを続け、アップデートを繰り返していきたいと考えております。

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