複合施設「ところざわサクラタウン」開業に伴う施設初期搬入管理から館内物流を構築事例・実績

株式会社KADOKAWAさま
(出版をはじめとする総合エンターテインメント企業)
ファシリティマネジメント

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オフィスや商業施設が入居する複合施設の物流計画を短期間で構築し、初期搬入管理からオープン後の館内物流までスムーズに実施

課題

オフィスや商業施設が入居する複合施設の開業にあたり施設管理側では物流課題の全体像が把握できておらず、無事開業を迎えられるか心配

ご提案

プロジェクト全体の物流に関わる情報の集約と、開業前・開業後の物流指針策定、運用構築を短期間で実施

成果

初期搬入を無事に完了し、コロナ禍で流動的になったスケジュールにもフレキシブルに対応し開業後の館内物流管理へスムーズに移行

【抱えていた課題】

オフィスや商業施設が入居する複合施設の開業にあたり施設管理側では物流課題の全体像が把握できておらず、無事開業を迎えられるか心配

[KADOKAWAさま]「ところざわサクラタウン」は、商業施設やミュージアム、ホテルに加え、書籍工場、オフィスなどから構成される大きな複合施設です。私たちKADOKAWAとしては、複合施設を開業することは全く初めての経験でした。
当然、これまで経験したオフィスの引っ越しとはスケールも、業務の複雑さも比べものになりません。住宅が隣接する立地のため近隣の住民に迷惑なるようなことは絶対に避けなければなりませんでした。
ところざわサクラタウンへのオフィス移転だけでなく、新たに開業するさまざまな事業の担当がそれぞれが個別に検討していた初期搬入や開業後の物流計画について、施設一体となり検討する必要があり、施設管理側としてどこから手をつけて良いかわからないという状態が続いていました。物流事業者の選定も進めていましたが、提案の具体性が乏しく決め手にかける状態のまま竣工まで4カ月と差し迫った状況になっていました。
そんな中、出版事業などで取引をしていた佐川急便へ相談をしたところすぐに具体的な提案をいただくことができ施設の物流マネジメントにおけるパートナーとしてこの開業プロジェクトに参画していただきました。

KADOKAWAレクリエーション事業局施設管理部ファシリティアドバイザー 松永さま

【GOALからの提案】

プロジェクト全体の物流に関わる情報の集約と、開業前・開業後の物流指針策定、運用構築を短期間で実施

[佐川急便GOAL]今回のプロジェクトはご相談をいただいてから竣工までの期間が4カ月と短い事に加え、オフィスや商業施設では物流課題やセキュリティの運用方法が違うなど、それぞれの方針に合わせた物流指針の策定と、運用方法を構築しながらところざわサクラタウン全体で一体的な管理を行う必要がありました。
まず課題の全体像を把握するためKADOKAWAさまの各部署との定例ミーティングを設定し、開業前の搬入計画や運用上の特性などのヒアリングからはじめ、開業前・開業後における全館の搬出入ルールの説明などの情報共有を行いました。設定したルールを運用するにあたり搬入業者向けの説明会を実施、搬出入ルールのマニュアル作成や動画の配布、搬出入の時間管理など事務局の運用もGOALが行いました。
並行して図面から物流動線を検討し、搬出入の実作業に伴う課題の洗い出しを行いました。検討の段階で各事業にて予定している搬入車両台数に対して荷捌き場の駐車台数が少ないことが判明、一般車両用の駐車スペースを搬出入用として利用するための具体的な運用方法も策定しました。
また開業後の館内物流管理では、オンラインでバース予約ができ、荷捌き場の利用状況を可視化できるシステムも導入しました。

佐川急便「GOAL」メンバー 営業担当者:玉那覇、草間(左から)
開業に向けた初期搬入管理のご提案と実行施策

【成果】

初期搬入を無事に完了し、コロナ禍で流動的になったスケジュールにもフレキシブルに対応し開業後の館内物流管理へスムーズに移行

[KADOKAWさま]初期搬入の運用を踏まえて開業後の館内物流へ移行したので、各事業や部署の従業員の混乱やクレームもありませんでした。施設開業後も佐川急便に館内物流管理業務をお任せしており搬出入の遅延や商業施設のイベントやイレギュラーな対応などにも臨機応変に対応いただいています。
物流事業者が決まらず竣工まで残り4カ月となってしまった段階では、「開業までに間に合うのか?」「各事業の要望をどう整理したら良いのか?」という状況でした。佐川急便営業担当の玉那覇さんや草間さんたちから「各部署と定例会を実施しましょう」「搬入業者向けの事務局を設置しましょう」「搬入動線を見直しましょう」など次々と出てくる具体的な提案にはプロフェッショナリズムを感じ、それを確実に実行していく姿には佐川急便の総合力を実感しました。
ところざわサクラタウンは閑静な住宅地に隣接する立地のため初期搬入時だけでなく、開業後も待機車両を発生させるなど近隣住民の皆さまにご迷惑をおかけすることはできません。初期搬入から引き続き館内物流を佐川急便に委託したことで、搬出入ルールや搬出入車両の管理などがしっかりと運用されているため大きなトラブルも発生することなく現在に至っています。

レクリエーション事業局施設管理部 沖本さま、松永さま(左から)

【プロジェクトを振り返って】

少人数の部署で担当した複合施設の開業プロジェクトだったため、やるべきことの確定から、施設開業に向けての搬出入、開業後の館内物流までのすべてをサポートしてもらい非常に助かりました。

KADOKAWAレクリエーション事業局施設管理部ファシリティアドバイザー 松永さま

搬出入状況を細かく把握し運用していただいているため、商業施設の多様なイベント開催やVIP来訪などのイレギュラーが発生した場合でもすぐにパソコンで状況が確認でき、連携をとりながら迅速でスムーズな対応ができています。

KADOKAWAレクリエーション事業局施設管理部管理課 沖本さま

【GOAL:営業担当者から】

今回のプロジェクトでは「課題の全体像が把握できない」という顕在化した喫緊の課題に加え、「搬出入車両で近隣住民へご迷惑をお掛けしない」などのニーズもありました。
開業時の初期搬入を目標とした「モノを運び入れる」ことはあくまで最低限の課題解決でしかなく、それだけではお客さまが抱える本質的な課題を解決したことにはなりません。
課題の把握に始まり、事務局の設置から初期搬入の実行、館内物流へと繋げることで初めてKADOKAWAさまの課題解決のお手伝いができたと思います。

佐川急便「GOAL」メンバー 営業担当者:玉那覇

  • 先進的ロジスティクス・プロジェクトチーム「GOAL(Go Advanced Logistics)」
    2014年に始動。先進的なロジスティクスの提供を通じ、物流の課題解決という『ゴール』へお客さまと共に突き進むグループ横断型専門家集団を意味します。お客さまと共に成長するパートナーとして、いま目の前にある課題の解決だけでなく、潜在的な課題まで敏感にキャッチしながら体制を構築し、物流の全体最適解の提案をミッションとしています。

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