「八王子親子里山体験講座」開催
2016.07.31
7月31日(日)、八王子市「親子里山保全体験講座」を開催しました。この体験講座は、「高尾100年の森」の地元となる八王子市が、体験を通じて自然や里山保全について学ぶことを目的として開催するもので、「高尾100年の森」での開催は昨年に引き続き2回目です。
当日は、天候の不安のある中、良く晴れて、八王子市在住の小学生16名とその保護者13名の合計29名の方にご参加いただきました。
メインフィールドに着くと「うわー、すごい!広い!楽しそう!」と子どもたちのテンションは一気に上がり、早速フィールドを走り回る子や、沢や木々にいる生物を一生懸命探しはじめる子もいました。
1つ目のプログラム「里山保全体験」では、講師から手のこぎりの使い方の説明を受け、アオキ刈りを体験しました。はじめは親や講師と一緒に、少しずつ刈っていましたが、すぐに慣れ一人で大きな木を刈れるようになっていました。そんな子どもたちの一生懸命な様子がとても印象的でした。
アオキ刈りの様子
2つ目のプログラムは、企業さまのご協力で「竹ぽっくりづくり」を行いました。
はじめは、手のこぎりを持った年配の方に話しかけることが恥ずかしそうな子どもたちも、少しずつ「私も!僕も!」と行列になって積極的に取り組んでいました。つくった「竹ぽっくり」に思い思いの絵を描いてオリジナル「竹ぽっくり」が完成しました。企業さまも子どもたちの勢いに圧倒されながらも子どもたちとの時間を楽しんでいる様子でした。
順番を待っている間も子どもたちは、近くの沢でサワガニや小魚を捕まえたりと、森の生き物に夢中になっていました。
昼食では、“マシュマロ焼き”をつくりました。
“マシュマロ焼き”を食べた子どもたちは、ちょっと香ばしいマシュマロの味と柔らかい食感にみんな満足そうでした。
3つ目のプログラムは「山登り体験」と「クラフト体験」に別れて行いました。
山登りを体験した親子は、「疲れたけどとっても良かった!」と汗を拭きながら笑顔で話してくれました。
クラフト体験の「箸作り」に挑戦した子どもたちは、慣れないナイフの使い方に苦戦しながらも、お父さんやお母さんの力を借りて一生懸命つくっていました。
ナイフを使えない小さな子は、間伐材に自由に絵を描き、紐とビーズを通してオリジナルの名札をつくりました。
クラフト体験の様子
最後に記念写真を撮り、佐川急便保有林の木からつくった「ひのきマグネット」をプレゼントしました。
八王子市で実施したアンケートでは、「大変楽しかった、また是非参加したい」といった声が多く寄せられ、八王子市からも「今回も参加者がとても楽しそうにしていてとても良かったです。」とお言葉をいただきました。
今回の目的は、親子で楽しみながら、高尾の里山や自然に触れ合い、3つのプログラムを通じて、森林保全の大切さについて学んでいただくことです。今後も、地域の子どもたちが自然に触れ合える場所を提供して、自然保全や環境について学べる機会を増やしていきます。