第10回 「高尾100年の森で里山ワーク2023」開催

自然体験学習

2024年3月30日

3月30日(土)に、2023年度第10回「高尾100年の森で里山ワーク2023」(主催:一般財団法人持続性推進機構)が開催されました。このプログラムは、ユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら、幅広い世代と交流を深める活動です。年間の開催を通じて、自然環境のみならず、歴史的・文化的な価値の高い里山を後世に残せるよう、参加者自らの手で里山管理を行います。

今回の活動テーマは「新しいシーズンを迎える準備」です。当日は、特定非営利活動法人 千葉大学環境ISO学生委員会に所属する大学生と立教大学の学生たちが参加して活動を行いました。

折れた枝の除去

冬の間に降った雪の重みや強い風によって折れてしまい、周遊道を塞ぐ枝を除去しました。木に引っかかった状態になっている枝もあり、今後の活動に危険が及ばないよう整備しました。

落ちている枝は薪やそだに活用するため、拾いながら周遊道を歩きます
落ちている枝は薪やそだに活用するため、拾いながら周遊道を歩きます

落ちている枝は薪やそだに活用するため、拾いながら周遊道を歩きます

シカなどの動物が泥浴びをしたと思われる場所を発見しました
シカなどの動物が泥浴びをしたと思われる場所を発見しました
※泥浴び…全身を泥にこすり付けて体についた虫や汚れを取る行為
小枝はたき火に活用するため薪置き場に保管します
小枝はたき火に活用するため薪置き場に保管します

活動中に出会った植物

さまざまな植物が顔を見せ始め、春の訪れを感じました。

ニリンソウ
ニリンソウ
ヤマザクラ
ヤマザクラ
タチツボスミレ
タチツボスミレ

ランチタイム

今回は鳥の丸焼きをいただきました。ユースに大人気の名物料理で、あっという間に鍋から消えてしまうごちそうです。

鳥の丸焼き

次回の里山ワークは4月20日(土)。
ここ佐川急便の「高尾100年の森」では、人が手を加えることで自然や生物多様性を保全する活動を引き続き行っていきます。