第7回 「高尾100年の森で里山ワーク2022」開催
2023年1月28日
1月28日(土)に、2022年度第7回「高尾100年の森で里山ワーク2022」(主催:一般財団法人持続性推進機構)が開催されました。このプログラムは、ユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら、幅広い世代と交流を深める活動です。年間の開催を通じて、自然環境のみならず、歴史的・文化的な価値の高い里山を後世に残せるよう、参加者自らの手で里山管理を行います。
2023年最初の活動テーマは「倒木除去とセンサーカメラの設置」です。当日は、前日に降った雪がうっすらと残る雪景色の中、特定非営利活動法人 千葉大学環境ISO学生委員会に所属する大学生たちが参加して活動を行いました。
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倒木の除去~せせらぎ広場~
「せせらぎ広場」は、春、白くて可憐な花「ニリンソウ」が咲き誇るエリアです。その美しい景観を維持するために、ニリンソウが花をつける前に、強風により発生した倒木を撤去する作業を行いました。
![複雑に絡まりあっている倒木をチェーンソーを使って解体します](/assets/img/takao100pj/fieldwork/past/pct_202301_03.jpg)
![解体した倒木を協力して運びます](/assets/img/takao100pj/fieldwork/past/pct_202301_04.jpg)
![運び出した木は一人で運べる大きさにカット!](/assets/img/takao100pj/fieldwork/past/pct_202301_05.jpg)
![たくさん集まりました](/assets/img/takao100pj/fieldwork/past/pct_202301_06.jpg)
薪割り体験
撤去した倒木は、たき火で使う薪として活用します。ユースたちは、初めての薪割りに、最初はうまく斧に力を伝えることができずに手こずりましたが、数をこなしコツをつかむと「パコーン」と心地よい音を響かせながら、上手に薪を割っていました。
![斧は下のほうを持ち、体の重心を下げながら振り下ろします](/assets/img/takao100pj/fieldwork/past/pct_202301_07.jpg)
![コツをつかむと綺麗に割れます](/assets/img/takao100pj/fieldwork/past/pct_202301_08.jpg)
フクロウ巣箱にセンサーカメラを設置
12月に設置したフクロウの巣箱付近に、センサーカメラを設置しました。今後は、このセンサーカメラを通して、巣箱に来たフクロウの様子や生態を調査していく予定です。
![木の幹にセンサーカメラを取り付けます](/assets/img/takao100pj/fieldwork/past/pct_202301_09.jpg)
![解体した倒木を協力して運びます](/assets/img/takao100pj/fieldwork/past/pct_202301_10.jpg)
![2ヶ所の巣箱付近に設置したセンサーカメラにて、実際に撮影した写真](/assets/img/takao100pj/fieldwork/past/pct_202301_11.jpg)
![](/assets/img/takao100pj/fieldwork/past/pct_202301_12.jpg)
2カ所の巣箱付近に設置したセンサーカメラにて、実際に撮影した写真
心も体も温まるピエンロー
お昼には、スタッフが作った特性のピエンローという、中国の鍋料理を食べました。でき立てのピエンローは、冬の寒さで冷え切った体に沁みるやさしい味でした。
![白菜・お肉・春雨を干し椎茸の出汁で煮て作ったピエンロー](/assets/img/takao100pj/fieldwork/past/pct_202301_13.jpg)
次回の里山ワークは2月18日(土)。
ここ佐川急便の「高尾100年の森」では、人が手を加えることで自然や生物多様性を保全する活動を引き続き行っていきます。
- 本活動は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底した上で開催しております。