八王子市主催の「親子里山体験」に協力

自然体験学習

2019.11.03

11月3日(日)、八王子市主催の「親子里山体験」が開催されました。
本催しは、「高尾100年の森」の地元となる八王子市が、体験を通じて里山保全について学ぶことを目的として開催するもので、この森での実施は今年で5年連続となります。今回は6組16名の親子が訪れました。

世界に一つだけの“リースづくり”に挑戦!

季節の移ろいを感じる「高尾100年の森」は、クルミやドングリなど、秋を感じる自然の恵みに溢れています。そこで今年も、クリスマスが近づくこの季節にぴったりの自然素材を使った“リースづくり”に挑戦します。
ものづくりを通して、森に生息する生き物たちと触れあい、五感で得た気付きから「ものを大切にする心」や「自然と人との繋がり」を学びます。

まずは、この森の魅力を知ってもらうため、インストラクターが森に住む生き物たちの紹介をします。野生のサルやリス、イノシシなど、実際には見たことがない生き物たちが、この森に生息していると知り、子どもたちは興味津々。「サルを見てみたい!」「今日は見れるかな~」と話す子どもたちの会話が聞こえてきます。

この生き物はなんでしょう?!

お話が終わると、リース作りの素材を集めるために森の中へ出かけます。クルミやドングリ、スギの葉、カタツムリの甲羅など、リースを彩る自然の恵みを、参加者は思い思いに集めていきます。素材集めの途中では、イノシシの足跡を発見!森に暮らす多様な生き物のリアルな世界を、大人も子供も夢中になって観察していました。

素敵な素材を見つけてね
イノシシの足跡を発見!
珍しい昆虫を見つけたね
サワガニ触れるかな

親子で協力して袋一杯に材料を集めると、いよいよリースづくりに挑戦です。自分たちの思いをかたちにして、世界に一つだけの作品を作ります。
森で見つけたさまざまな色や形をした、木の実や葉っぱなどを使って、可愛くアレンジしていきます。

どんな作品ができるか楽しみだね

十人十色、個性豊かな手作りリースが完成しました。自由な発想で楽しみながら作ったリースは、どの作品も見る人をハッピーにしてくれます。

どの作品も素敵です!
お部屋が華やかになりそう

おいしさのひみつ ~ホクホク焼き芋とアツアツお味噌汁~

昼食の時間には、焚き火で焼いたサツマイモと地元八王子産のお豆腐を使ったお味噌汁をいただきました。
焚き火でじっくり時間を掛けて焼きあげたサツマイモは中までホクホク。黄金色に焼けたサツマイモが食欲をそそります。
お味噌汁は、森のスタッフお手製の味付け。焚き火でコトコト煮込むことでうま味が増すこと間違いなし。

お兄ちゃんと一緒にお芋包み
美味しく焼けますように
美味しくできたか確認中
焚き火でじっくり温めます

サツマイモもお味噌汁も「おいしい!最高!」と参加者に大好評。大自然に囲まれて食べる食事は、開放感と非日常が最高のスパイスとなり、どんな高級食材にも劣らない食材へと変化するんですね。

いただきま~す!
おいしいの一言!

森のリース発表会 ~自慢のリースをみんなに見てもらおう~

最後に、完成したリースを参加者全員に紹介。工夫したところや気に入っているところを一組ずつ発表していきます。「クルミのここが気に入っています!」とか、「クリスマスの12月という数字を葉っぱで作りました!」など、大人が思いつかない発想力で作り上げたリースは、どれも素敵で、達成感や充実感にあふれた表情でイキイキと話す子供たちの表情は、とても素敵でした。

お気に入りのリースを自慢します

今回のプログラムでは、自然の素材を活用したリースづくりを通して、自然の恵みについて、親子で楽しく学んでいただけたと思います。これからも環境教育の場として、子供たちが自然環境に目を向けるきっかけを提供していきます。