循環型社会の実現に向けてEnvironment:環境
佐川急便は、事業活動のあらゆる場面で貴重な資源を効率的に循環させるための取り組みを行っています。
エコユニフォームや車両のリサイクルの採用、廃棄ロスの削減など、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を進めています。
関連するSDGs
目標と実績
水使用量の削減
単位 | 2024年度目標 | 2023年度目標 | 2023年度実績 | |
---|---|---|---|---|
取水量原単位(従業員一人当たり) | % | 2020年度比 4%削減 | 2020年度比 3%削減 | 2020年度比 1.4%増加 |
主な施策 | ・全社的な削減活動の推進 |
- 基準年度と同一の算定範囲で算出
廃棄物量の削減
単位 | 2024年度目標 | 2023年度目標 | 2023年度実績 | |
---|---|---|---|---|
産業廃棄物排出量 | % | 2020年度比 4%削減 | 2020年度比 3%削減 | 2020年度比 40.0%減少 |
主な施策 | ・リサイクルの推進 |
資源循環の推進
単位 | 2024年度目標 | 2023年度目標 | 2023年度実績 | |
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ストレッチフィルムリサイクル量 | % | 2020年度比 200%増加 | 2020年度比 100%増加 | 2020年度比 469%増加 |
主な施策 | ・輸送に使用したストレッチフィルムの再資源化 |
エコユニフォームの採用
全てにペットボトルを再利用したエコマーク認定品を採用
プラスチックごみによる海洋汚染が世界的に問題視されている中、佐川急便ではプラスチックの資源循環の推進に取り組んでいます。環境負荷の少ない製品を積極的に購入する「グリーン購入」の一環として、ユニフォームにペットボトルを再利用したエコマーク認定品を採用し、2023年度は約6万枚を購入しました。さらに、セールスドライバー®の軍手にもエコマーク認定品を採用し、2023年度は約27万双を購入しました。今後も循環型社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。


バイオガス燃料の活用
再生可能エネルギーを活用した天然ガストラックで集配車両のCO2排出量を削減
バイオガスは、家畜糞尿、生ゴミ、下水汚泥、廃材や動植物などの有機性廃棄物(バイオマス)をメタン発酵させることにより得られるガスであり、佐川急便でも一部の天然ガストラックの燃料として使用しています。再生可能エネルギーであるバイオガスは、「環境中の炭素循環量に対して中立」であることから、CO2などの地球温暖化ガスの排出削減につながる非枯渇性の再生可能資源です。

車両のリサイクル
車体製造から整備、廃棄まであらゆるフェーズで環境に配慮
佐川急便では、保有するトラック車両の廃棄に際しても環境負荷に配慮しています。使用を終えた車両については、グループ会社のSGモータースが引き取り、環境負荷が少ない方法で適正に処理しています。

リトレッドタイヤの使用
使用済みのタイヤを再利用したリトレッドタイヤを使用し、環境負荷を低減
佐川急便では、保有するトラック車両の後輪にリトレッドタイヤを導入しており、2023年度は、8,340本購入しました。リトレッドタイヤは、摩耗したタイヤの基礎部分を再利用して路面に接するトレッド部分に新しいゴムを貼り付けて製造されており、資源削減で新品対比約68%、CO2排出量では新品対比約64%の削減効果があります。
リトレッドタイヤを使用することで、今後も環境負荷の低減に貢献していきます。
リトレッドタイヤの環境削減効果
新品対比約68%の資源削減

新品対比約64%のCO2排出量削減

資料:更生タイヤ全国協議会 Webサイト参照
ストレッチフィルム再利用の事例
使用済みストレッチフィルムをごみ袋へとリサイクル
輸送に使用したストレッチフィルムを再利用する取り組みを野添産業株式会社さまと進めています。使用済みのストレッチフィルムはこれまで産業廃棄物として排出していましたが、野添産業さまが佐川急便の拠点から回収したのち、ポリエチレン製ゴミ袋などの原材料として活用し、製造されたゴミ袋を佐川急便が購入しています。
2023年度は約45トンの使用済みストレッチフィルムをごみ袋へとリサイクルしました。今後もストレッチフィルムを再利用する取り組みを通じて、廃棄物排出量の削減を図っていきます。
ストレッチフィルムの再利用スキーム

製品化の流れ
