海外通販のセール時に急増する貨物量に対応するための保税倉庫確保・通関業務事例・実績

Qxpress Corp.株式会社さま
(E-commerce物流サービス)
グローバルロジスティクス

既存の通関事業者がキャパオーバー、通関業務の見直しと急増する貨物量に対応した通関業務の負荷軽減

課題

セール時に貨物量が急増しサービス品質向上のため、新たな通関事業者の選定が急務に

ご提案

GOALにて輸入通関と保税倉庫、出荷作業をご提案して業務フローの見直しと改善で貨物の荷動きを可視化

成果

新たな通関事業者を選定し全体業務フロー見直しで業務効率化を実現

【抱えていた課題】

セール時に貨物量が急増しサービス品質向上のため、新たな通関事業者の選定が急務に

QXPRESS北野さま

[QXPRESSさま]韓国のECモール「Qoo10」で化粧品などの商品を日本から購入したお客さまへお届けするための物流業務を担っているのが私たちQxpressです。
もともと「Qoo10」には日本のお客さまも多かったのですが、コロナ禍によるEC需要の増加や3カ月毎に開催される大規模なセールが重なって、急増する貨物のサービス品質向上に悩んでいた時期でした。

通関業務は韓国から日本の空港に届けられた荷物を一旦保税倉庫に保管し、荷物に関する情報をいくつもの書類にまとめ税関を通過させる業務です。韓国から届く荷物一つ一つに対して通関手続きが発生するため、貨物量が増えた分だけ通関業務も増加しセール時にはその対応に追われる業務負荷が高い状態が続いていました。
大量の通関業務が可能な新たな取引先の選定が急務となっていた中で、日本国内の配送を依頼していた佐川急便に相談することにしました。

【GOALからの提案】

GOALにて輸入通関と保税倉庫、出荷作業をご提案して業務フローの見直しと改善で貨物の荷動きを可視化

[佐川急便GOAL]通関の量を左右するのは、対応人数と保税倉庫のキャパシティです。そのどちらが欠けても大量の通関に対応できなくなります。そこで人員とキャパシティに余裕のある提携先の保税倉庫の確保を行いました。
それと同時に貨物量がピークを迎える次のセール時までに佐川急便側の通関の業務フローを構築する必要がありました

佐川急便は自社だけの対応だけでなく、さまざまな業種のパートナー企業と柔軟に連携しお客さまの物流課題を解決するソリューションを提供することができます。Qxpressさまのケースでは、まずはピーク時の貨物量に対応できる保税倉庫と通関事業者を確保しました。通関業務に関する情報や業務のやり方をQxpressさまと佐川急便ですり合せるため、試験運用期間を設けてすぐに対応を始めました。

佐川急便「GOAL」メンバー 小田

通関の業務フローを構築する試験運用期間中で発覚したのが、通関事業者から税関へどんな情報を提供しているのかQxpressさま側が正確に把握(共有)できていないという課題でした。既存の通関事業者とは通関業務が慣習化されており、任せっきりという状態でした。その結果「税関を通過しているのか?していなのか?」など荷物の状況を正確に把握できていないという課題が潜んでいたのです。
試験運用期間から次のセール時までに通関の全体像把握と業務フローの構築が課題となる中、通関の実作業を行いながら「どういう荷物なのか」「どういう処理方法で輸送しているのか」など通関に欠かせない項目を細かく把握していきました。さらにそれらの情報やデータを繋ぎ合わせていき、パソコンで荷物の状況をリアルタイムで把握できるシステムも合わせてご提案しました。
それまでは別々に管理されていた出荷データ、通関状況のデータ、配送データを統合させることで、輸送中の荷物が今どこでどのような状態となっているかをQxpressさまが把握できるようになるのです。

業務フローの改善と荷物の状況を可視化するシステムの構築

【成果】

新たな通関事業者を選定し全体業務フロー見直しで業務効率化を実現

[QXPRESSさま]貨物量が通常の3倍ほどにもなるセール時でも、大きなトラブルを起こすこともなくスムーズな通関の業務フローが確立できたのは大きな収穫です。
通関業務に佐川急便が加わったことで、セール時の負担が軽減され、とても助かっています。セール時の通関に対応をできるようになったから課題が解決したという姿勢ではなく、一歩踏み込んで業務効率を改善し「セール時でも定時で帰れるようにしましょう」と我々の業務に向き合ってくれる佐川急便は、取引先というより一緒に仕事をするパートナーという印象です。
また、通関の状況が可視化され「荷物が今、税関を通過しているのか、いないのか」などの状況が把握できるようになり、商品を待つお客さまからの問い合わせに対してもスピーディーに配送状況をお伝えできるようになったのでカスタマーサポートの負担も減ったと感じています。
通関の業務フローが確立した今でも週に1回定例会議を設けて、次回セール時に向けた戦略づくりを行っています。お互いの信頼関係も深まり、何でも相談できるパートナーとして複数のプロジェクトが進行中です。

QXPRESS 木場さま

【プロジェクトを振り返って】

セール時のキャパシティをさらに高めるため保税倉庫を確保してもらい、以前では対応しきれなった貨物量に短期間での対応が可能になりとても助かっています。

QXPRESS 北野さま

「Qoo10」をご利用していただくお客さまはアジアへと広がっています。今後の需要拡大に対応するため、弊社グループが運営しているシンガポール・韓国・インドなどの海外Qoo10サイトでの注文圏の輸出に関しても佐川急便へ相談させていただいています。

QXPRESS 木場さま

【GOAL:営業担当者から】

「セール時に急増する貨物量の通関業務を滞りなく進められるか」という課題に対応するために今回のプロジェクトが始まりました。
Qxpressさまとミーティングを重ねていくと、通関の状況が把握できないため購入者さまからのお問い合わせに対して、スピーディーに的確な対応ができていないという新たな課題も潜んでいました。「通関を通せば終わり」では無く、配送状況の可視化など物流の品質を向上させるソリューションは佐川急便が注力している分野です。私たちの提案、そしてその結果が皆さまの幸せに繋がっていくという思いでこのプロジェクトに取り組んでいます。

佐川急便「GOAL」メンバー 小田

  • 先進的ロジスティクス・プロジェクトチーム「GOAL(Go Advanced Logistics)」
    2014年に始動。先進的なロジスティクスの提供を通じ、物流の課題解決という『ゴール』へお客さまと共に突き進むグループ横断型専門家集団を意味します。お客さまと共に成長するパートナーとして、いま目の前にある課題の解決だけでなく、潜在的な課題まで敏感にキャッチしながら体制を構築し、物流の全体最適解の提案をミッションとしています。

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