エコ安全ドライブの取り組みSocial:社会

安全運転とエコドライブには共通点が多いことに着目し、安全かつ環境にもやさしい独自の運転方法「エコ安全ドライブ」を推進しています。

エコ安全ドライブの推進

エコ安全ドライブとは、急発進、急加速や急停止などを発生させない環境にやさしく安全な運転をいい、佐川急便では、ドライバー全員に「エコ安全ドライブ」を指導し、励行しています。
この「エコ安全ドライブ」は発進時やギアチェンジの際の運転技術の向上と、エンジンの回転数の上限設定をすることによって、環境はもちろん、安全意識の向上につながる他、燃料費なども抑制でき、「安全」「環境」「経営」とさまざまな成果が得られます。また、「エコ安全ドライブ」をより定着させるため、エコ安全ドライブで特に重要とされる7つの項目に絞り、「エコ安全ドライブ7ヶ条」を設定しています。セールスドライバーズ・マニュアルへの掲載やポスターの掲示を行い、全従業員への啓発と定着を図っています。
また、「エコ安全ドライブ7ヶ条実践マニュアル」ビデオを活用し、営業所ごとに指導を実施することで、従業員に深く浸透させています。

エコ安全ドライブ7ヶ条

  1. 「ふんわりアクセル『eスタート』」の実践
  2. シフトアップは早目に操作
  3. 交通状況に応じた、定速走行での運行
  4. 十分な車間距離の確保
  5. 早目のアクセルオフでエンジンブレーキの活用
  6. 駐車時は、キー抜き(エンジン停止)の励行
  7. 日常の点検・整備と空気圧管理

アイドリングストップで排出ガス削減に貢献

キーチェーンを装着しています

佐川急便では、アイドリングストップを1997年から全車両で実施しています。アイドリングストップは、「エコ安全ドライブ7ヶ条」に含まれており、お客さまへの配達・集荷でドライバーが車から離れる際や、営業所でのお荷物の積み降ろし作業中は、キーを抜きエンジンを停止しています(※保冷車を除く)。
これにより、無駄な燃料消費を防ぎ、CO2やNOx(※1)、PM(※2)などを含む排出ガスの抑制を実現しています。1日に2時間のアイドリングストップを全車両で実行した場合、1年間(300日換算)で約2.4万トンのCO2排出を抑制し、約10億円の燃料費を削減しています。

  • 1 Nitrogen Oxide:窒素酸化物(光化学スモッグや酸性雨などを引き起こす大気汚染原因物質とされる)
  • 2 Particulate Matter:粒子状物質(ぜんそくや気管支炎を起こすとされる)

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