八王子市主催の「親子里山体験」に協力

自然体験学習

2023年12月10日

12月10日に、八王子市主催の「親子里山体験」が開催されました。本催しは、「高尾100年の森」の所在する八王子市が、体験を通じて里山保全について学ぶことを目的として開催するもので、この森での実施は4年ぶり6回目となります。今回は12組30名の親子に参加していただきました。

散策とリースの材料探し

クリスマスを控えた12月、高尾100年の森に落ちているクルミやどんぐりといった秋の恵みを使ってリース作りに挑戦します。リースの材料を探しに森の中に入ると、さまざまな動物たちの痕跡と出会いました。

まずはインストラクターがこの森に生息する動植物を紹介。子どもたちからは「フクロウ見たい!」といった声が上がりました。
まずはインストラクターがこの森に生息する動植物を紹介
子どもたちからは「フクロウ見たい!」といった声が上がりました
散策スタートです
散策スタートです
落ち葉をかき分けながらリースの材料になるどんぐりや松ぼっくりを探します
落ち葉をかき分けながらリースの材料になるどんぐりや松ぼっくりを探します

落ち葉をかき分けながらリースの材料になるどんぐりや松ぼっくりを探します

散策中、動物が跡をつけた木を発見しました
散策中、動物が跡をつけた木を発見しました
種が混ざった動物のフンを発見。動物が山の下の集落で食べた果物の種がここまで運ばれ、新たにここで育つことを教わりました。
種が混ざった動物のフンを発見。動物が山の下の集落で食べた果物の種がここまで運ばれ、新たにここで育つことを教わりました
アナグマの巣穴を見つけると子どもたちはみんなのぞき込んで観察していました
アナグマの巣穴を見つけると子どもたちはみんなのぞき込んで観察していました

リース作り

夢中になって集めた材料を使って、いよいよリース作りに挑戦します。大人も子どもも集中して作業をすすめ、個性あふれる素敵なリースができ上がりました。

まずはつる性の植物を編みこみ輪っかにしてリースの土台を作ります
まずはつる性の植物を編みこみ輪っかにしてリースの土台を作ります

まずはつる性の植物を編みこみ輪っかにしてリースの土台を作ります

土台が完成したら、自分で拾った材料を使って思い思いに飾り付けをしました
土台が完成したら、自分で拾った材料を使って思い思いに飾り付けをしました

たき火にチャレンジ

グループに分かれてたき火にチャレンジしました。マッチを初めて使う子もいる中、一度着いた火が消えてしまう等苦戦しながらも見事に薪に火をつけることができました。最後はマシュマロを焼き、みんなでおいしくいただきました。

火のつきやすそうな小枝を選びます
火のつきやすそうな小枝を選びます
初めてマッチに挑戦!
初めてマッチに挑戦!
一度火がついても安定するまでは安心できません
一度火がついても安定するまでは安心できません
小枝に火が回ったら、火を大きくするために薪を入れます
小枝に火が回ったら、火を大きくするために薪を入れます
無事に火が大きくなったところで、マシュマロを焼いていただきました
無事に火が大きくなったところで、マシュマロを焼いていただきました

リースの展覧会

最後に、完成したリースをお披露目する展覧会を行いました。こだわったポイントなどをそれぞれ発表し、「すごい!」といった声や拍手をもらうと、発表している子どもたちは嬉しそうな表情を見せていました。

今回のプログラムを通して、自然の恵みや里山について、親子で楽しく学んでいただけたと思います。これからも環境教育の場として、子どもたちが自然環境に目を向けるきっかけを提供していきます。