第3回 「高尾100年の森で里山ワーク2023」開催

自然体験学習

2023年6月24日

6月24日(土)に、2023年度第3回「高尾100年の森で里山ワーク2023」(主催:一般財団法人持続性推進機構)が開催されました。このプログラムは、ユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら、幅広い世代と交流活動を深める活動です。年間の開催を通じて、自然環境のみならず、歴史的・文化的な価値の高い里山を後世に残せるよう、参加者自らの手で里山管理を行います。

今回の活動テーマは「下草刈りと沢沿いの整備」です。当日は、特定非営利活動法人 千葉大学環境ISO学生委員会に所属する大学生達が参加して活動を行いました。

下草刈り

エントランス広場前とウッドデッキ広場前の下草刈りを行いました。本格的な夏を前にフィールドの植物は成長速度を上げ、一面に雑草が生い茂っていました。植樹した木々に日差しや水分が十分に行き届くよう、周辺の雑草を取り除き、成長を促します。

生い茂る下草を手ノコギリで刈っていきます
生い茂る下草を手ノコギリで刈っていきます
何度も参加している学生は慣れた手つきで作業していました
何度も参加している学生は慣れた手つきで作業していました
Before
Before
After
After

沢沿いの整備

木々が成長する過程で枝が入り組み太陽の光が遮られることで暗くなっていた沢沿いの整備を行いました。絡まっている木や太い枝を手作業で撤去し、日の入る明るい沢沿いにしていきます。

枝分かれしている部分を1本ずつ切っていきます
枝分かれしている部分を1本ずつ切っていきます
上の方で絡まっている木を慎重に外していきます
上の方で絡まっている木を慎重に外していきます
無事にほどけた木を運びます
無事にほどけた木を運びます
協力して作業する様子が多く見られました
協力して作業する様子が多く見られました
切った木や枝は一カ所にまとめます
切った木や枝は一カ所にまとめます

自然の楽しみ方

沢沿いの整備を行う合間には、木から垂れ下がったツタにターザンのようにぶら下がり、天然の遊具で楽しむ様子が見られました。

活動中に出会った生き物たち

沢沿いではたくさんの生き物たちに出会いました。また、この森で初めてホタルが観測されました。

サワガニ
サワガニ
ヘイケボタル
ヘイケボタル
カタツムリ
カタツムリ
雄のヤマドリの尾羽
雄のヤマドリの尾羽

ランチタイム

今回のお昼はバーベキューでした!お肉もソーセージも大人気であっという間になくなってしまい、午後の活動に向けた良いエネルギー補給になりました。

手前からソーセージ、豚のカシラ、鶏のセセリ
手前からソーセージ、豚のカシラ、鶏のセセリ
学生たちは各自で野菜を持ち寄り調理していました
学生たちは各自で野菜を持ち寄り調理していました
じゃがバター
じゃがバター
玉ねぎの丸焼き
玉ねぎの丸焼き

次回の里山ワークは7月8日(土)。
ここ佐川急便の「高尾100年の森」では、人が手を加えることで自然や生物多様性を保全する活動を引き続き行っていきます。

  • 本活動は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底した上で開催しています。