第1回 「高尾100年の森で里山ワーク2023」開催

自然体験学習

2023年4月22日

4月22日(土)に、2023年度第1回「高尾100年の森で里山ワーク2023」(主催:一般財団法人持続性推進機構)が開催されました。このプログラムは、ユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら、幅広い世代と交流活動を深める活動です。年間の開催を通じて、自然環境のみならず、歴史的・文化的な価値の高い里山を後世に残せるよう、参加者自らの手で里山管理を行います。

今回の活動テーマは「下草刈りと森散策」です。当日は、特定非営利活動法人 千葉大学環境ISO学生委員会に所属する大学生たちが参加して活動を行いました。

新フィールドの開拓

前回の活動で新フィールドを開拓しました。

前回の新フィールド開拓の様子はこちら:第8回 「高尾100年の森で里山ワーク2022」開催

今回は、このフィールドへ通じる沢沿いも明るい場所へと変化させていきます。このエリアは、これまで少し鬱蒼とした空間でした。新フィールドまで明るく開けた空間をつくることで、草花が咲き、生き物たちが集まる場所にするため、密生したササや灌木類を、手ノコを使って伐採していきました。

活動前にこれからどんな森にしていきたいのか、参加者でミーティング
活動前にこれからどんな森にしていきたいのか、参加者でミーティング
初めて保全活動に参加した学生。「開拓しているみたいで楽しかった」と話していました
初めて保全活動に参加した学生。「開拓しているみたいで楽しかった」と話していました
作業前
作業前
作業後
作業後

ランチタイム

今回のお昼はシカ肉のソテーとミネストローネ!シカ肉は初体験の人も多かったのですが、牛肉の赤身に似たような味で大好評でした。また、たっぷり野菜が入ったミネストローネには、食材のうまみが詰まっていて栄養満点。午後の活動に向けたエネルギーチャージとなりました。

シカ肉のソテーは大好評
シカ肉のソテーは大好評
具だくさんのミネストローネ
具だくさんのミネストローネ

森散策と植樹の手入れ

午後は、春を迎えた森の変化を見るために、森を散策しました。前回の活動を行った冬と比べ、美しい新緑となったこの季節。多くの花が咲いていたり、鳥のさえずりが聞こえたりと、にぎやかな森を感じることができました。

葉のにおいや触感など五感を使って森の自然を感じます
葉のにおいや触感など五感を使って森の自然を感じます
小川ではキセキレイにも遭遇
小川ではキセキレイにも遭遇

次回の里山ワークは5月27日(土)。
ここ佐川急便の「高尾100年の森」では、人が手を加えることで自然や生物多様性を保全する活動を引き続き行っていきます。

  • 本活動は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底した上で開催しています。