第2回「高尾100年の森で里山ワーク2019」開催

自然体験学習

2019.09.15

9月15日(日)、第2回「高尾100年の森で里山ワーク2019」が開催されました。
このプログラムはユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら幅広い世代と交流を深める活動です。
今回のプログラムは「たき火場の増設と草地整備」です。ユース10名が、たき火場の増設と夏の間にのびた草地の手入れを行いました。

たき火場の増設 ~水はけの良いたき火場づくり~

6月、7月のプログラムが雨天中止となり手が付けられなかった、たき火場の増設に着手。新しくたき火場を1カ所つくるため、まずは土台づくりからスタート。スコップで掘り起こした後、水はけを良くするために砂利を敷くことで雨水が溜まらないようにします。

作業開始!!
砂利は沢沿いフィールドからバケツで運びました

砂利を踏み固めた後は、耐火レンガを水平に敷き詰めて土台ができました。最後は土台を囲うように耐火レンガを2段積み上げ、立派なたき火場の完成です!

4人で協力して、しっかり土台を固めます
完成!

「そだ」周辺の整備 ~木が育つ環境づくり~

今年の5月26日(日)に植樹した「そだ」(枝を編むように束ねて土留めとなる段々をつくる)の斜面を中心に雑草を刈りました。

植樹の様子はこちら:第1回「高尾100年の森で里山ワーク2019」

5月に植樹した4種類の苗木を傷付けないよう、夏の間に生い茂った雑草を、丁寧に根っこから刈っていきました。着々ときれいにしていくユースたちの姿は頼もしい限りです。

地道な作業の継続が、苗木の生育につながります

また、今回の里山ワーク開催前に上陸した台風の影響で、一部の「そだ」がなくなっていたため、その修復作業も行いました。「そだ」修復の材料は、台風の影響により沢沿いフィールドに散乱していた落ち枝を活用することで、沢沿いフィールドもきれいになり、一石二鳥!

落ち枝を拾って、沢沿いをきれいに
拾った落ち枝は捨てず、「そだ」修復の材料に

作業前と比べると格段にきれいな苗木の生育環境を整備することができました。「継続は力なり(地道な作業も続けることが大事)」です。今後も定期的に整備を続け、苗木の生育を見守っていきたいと思います。

Before
After

ランチ交流会 ~増設したたき火場を使って~

お待ちかねのランチタイム。増設したたき火場で早速、火を起こしてバーベキュー!シェフ仕込みに下ごしらえしたお肉や野菜を炭火で焼いて食べました。大自然の中、炭火で焼くお肉と野菜はさらに旨みが増し、格別に美味しかったです。ユースたちも午前中の作業でお腹はペコペコに。用意した食材はあっという間に食べきってしまいました。

香ばしい匂いが食欲をそそります
美味しかった炭火のステーキと野菜

<番外編>薪割り体験 ~たき火の燃料づくり~

今回、薪割り用のオノを新調しました。見た目に比べ、手に持つと「ズッシリ」とした重みを感じます。薪割りのポイントは、振り下ろしたオノの重みを最大限に活用すること。しかし、薪割りを体験したユースは、オノを何度振り下ろしても割ることができず四苦八苦。一見簡単そうと思っていましたが、実はかなりの重労働なのです。最後は何とか無事に薪を割ることができ、達成感を感じているようでした。

「バキバキッ」と気持ちいい音が鳴りました

次回の活動は10月27日(日)を予定。森のトレイル(周遊道)を歩きやすくするために点検および整備をします!