第1回「高尾100年の森で里山ワーク2017」開催

自然体験学習

2017.05.28

「高尾100年の森で里山ワーク2017」(主催:公益社団法人環境生活文化機構)が5月28日(日)に開催されました。
このプログラムはユース(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の管理作業を行い、幅広い世代と交流活動を深める内容です。年間6回の開催を通じて、より深く里山と現在の社会や暮らしをつなぐプロジェクトです。

第1回目は「2017年度の里山活動始動」というテーマで、ユースが37名参加しました。ユースたちは今後予定されている親子体験イベントの受け入れなどを想定し、安全に受け入れるための環境づくりに取り組みました。

ユースたちは3班に分かれ、沢の体験フィールドを整備する保全作業を行いました。とくに今後の利用が期待できる沢付近では、間伐材を一定の場所に集めて活動場所を確保し、散策できるような道の整備、雑木などを切る「下草刈り」作業を中心に行いました。
ユースたちは慣れない保全作業に戸惑いながらも、懸命に作業に取り組んでくれていました。地道で大変な作業ですが、ユースたちは自分たちが作業したことによって景観が変化したことに達成感を感じている様子でした。

作業前の作戦ミーティング
保全活動に取り組むユースたち

昼食では、地元八王子市産の野菜(きゅうりやじゃがいも)をみんなでシェアして食べました。 採れたての食材の美味しさだけでなく、地元の食材を地元で食べる「地産地消」について考える良い機会となったようです。

みんなで昼食

昼食後も午前中の保全作業を継続して行いました。午後になると、ユースたち自らが活発的に意見を出し合い、積極的に作業する姿が見られました。
その結果、作業前とは見違えるほどきれいに片付き、沢には間伐材で作った丸太で橋を架けたこともあり景観に驚くほどの変化がありました。

作業後のフィールド

「高尾100年の森で里山ワーク2017」プログラムは、今年度はあと5回開催される予定です。1年間の全プログラムが終了したころには、ユースたちと取り組んだ「高尾100年の森」がどのような森になっているのかとても楽しみです。
次回第2回目は「夏の里山整備」プログラムを予定しています。