「高校生環境研修」に協力

自然体験学習

2016.11.20

11月20日(日)「高校生環境研修 in 高尾100年の森」(主催:全国ユース環境ネットワーク事務局)が開催されました。高校生環境研修とは、日本、世界の将来を担う高校生世代が環境の課題に取り組む企業を訪問し、一緒になって研修を行い意見交換をするものです。
「はじめての里山保全体験~豊かな森を考える~」をテーマに八王子市の工学院大学付属高等学校、東京都立富士森高等学校の高校生たち7名が高尾100年の森で研修に参加しました。

ミニセミナー

はじめに、SGホールディングスグループが行う環境の取り組みを説明するミニセミナーを開きました。
佐川急便が温室効果ガスの抑制を目的として、積極的に導入している環境対応車や、社会と自然の共生を目指した森林保全の活動などについての紹介を、高校生たちは熱心に聞いていました。

森林整備作業体験

次に高校生たちは、実際に森林保全活動に参加しました。
植生豊かな森にするには人の手が加わる必要があります。今回、林床が密生状態となっているエリアの低木の下刈りを行いました。人の手入れによって、暗かった森が明るく健康な森に変化することを理解したことでしょう。

ランチ交流会

森林整備を終えたあとには「ランチ交流会」です。おこした火を使い作った豚汁で体を温めます。食事をとりながら、2校の間で交流を深めていました。

里山ガイドウォーク

高尾100年の森で見られる植物の観察や、これまでの森林保全活動の効果を実際に目で見ながら周遊道を巡りました。
人の手が加わることで動植物の生育の場ができ、自然豊かな里山となります。このガイドウォークでは、健全な木を育てるための間伐や豊かな植生を保つ低木刈りなど、保全された森を見て、触れることで、自然との共生について考える機会となったのではないでしょうか。

ふりかえり

メインフィールドに戻り、この日の「ふりかえり」を行いました。
高校生たちは3班に分かれ、各班にSGホールディングスグループの社員を交えて、この研修を通して感じたことをふりかえり、各自が思い思いに話をしていました。

環境宣言

最後に、この研修で学んだことや“気付き”をもとに今後自分たちが何をすべきか考え、活動することを宣言する「環境宣言」を学校ごとに話し合い、それぞれ発表を行いました

『高校生環境宣言』

  • 「より多くの生徒に環境体験の参加を促し、より広い視野で環境について考えます」
  • 「CO2を削減する」

日常とはまた違う、自然の中で過ごした1日。里山を保全するため、そして人と自然とが共生するためどのように行動していくべきなのか、きっと多くのことを学んでくれたことと思います。
この学びが、高校生みんなの「環境への取り組み」を広げるきっかけになることを願っています。