薪棚づくり

保全活動の記録

2016.08.27 / 2016.09.10

「高尾100年の森」のバーベキューサイトで使用する薪が、乾燥した良い状態で保管できるように「薪棚」の製作・設置を行いました。大掛かりな作業なので、二日に分けての作業となりました。

1日目 薪棚の材料に塗料を塗る作業

雨の降る日など、木製の薪棚が水に濡れて腐らないよう、水に強くなくてはなりません。
まずは、木製の薪棚に水が染み込まないように防水・防腐塗料を塗ります。この塗料は、植物油とワックスを使用した環境にも優しい自然塗料です。大洲城(愛媛県)の外部木材にも同じ塗料が使用されています。
二人がかりで2時間ほどかけて塗り、定着させるためにしっかりと乾燥させ、いよいよ組み立てとなります。

2日目 組み立て

組み立て作業の前に、設置するための土台を作るところから始めます。土の中に、土台とするためのブロックを埋め込んでいきます。薪棚の設置面のブロックが水平になっているかどうか、水平器で確認して平らになるように何度も調整を行いました。

土台が完成したら底板、壁板を順に組み付けていきます。壁板と屋根をねじで留めれば、薪棚の完成です!早速薪を運び入れました。

にぎやかだった夏も終わりを迎え、高尾100年の森も表情を変えていきます。夏には目にすることができなかった生き物や植物たちが顔をのぞかせ始めました。
「秋」を探しに、ぜひ高尾100年の森での自然体験へお越しください。