第3回 「高尾100年の森で里山ワーク2024」開催

自然体験学習

2024年6月22日

6月22日(土)に、2024年度第3回「高尾100年の森で里山ワーク2024」(主催:一般財団法人持続性推進機構)が開催されました。このプログラムは、ユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら、幅広い世代と交流を深める活動です。年間の開催を通じて、自然環境のみならず、歴史的・文化的な価値の高い里山を後世に残せるよう、参加者自らの手で里山管理を行います。

今回の活動テーマは「倒木除去と植樹地・沢沿いの整備」です。当日は、特定非営利活動法人 千葉大学環境ISO学生委員会に所属する大学生と、立教大学の学生たちが参加して活動を行いました。

倒木除去

雨風の影響で木が倒れ道を塞いでいたため、チェーンソーと手ノコで解体し、整備しました。

ヤマザクラコースの途中で倒れていた大木の除去を行います
ヤマザクラコースの途中で倒れていた大木の除去を行います
まずはチェーンソーで短く切ります
まずはチェーンソーで短く切ります
短く切った倒木は周遊道の端にまとめて置いておきます
短く切った倒木は周遊道の端にまとめて置いておきます
大きく道を塞いでいた部分は除去できました。硬くてチェーンソーでは切れない部分は後日改めて除去します
大きく道を塞いでいた部分は除去できました。硬くてチェーンソーでは切れない部分は後日改めて除去します

センサーカメラ設置

アナグマの巣が頻繁に見られる位置にセンサーカメラを設置しました。他にもさまざまな動物が写り込むことが期待されます。

センサーカメラを設置します
センサーカメラを設置します
この日もアナグマの巣を発見しました
この日もアナグマの巣を発見しました
カメラを設置した付近には、動物が体を擦り付けたり皮を食べたりしたことにより皮がはがれている木が数本ありました
カメラを設置した付近には、動物が体を擦り付けたり皮を食べたりしたことにより皮がはがれている木が数本ありました
動物の毛が付着しているのも確認できました
動物の毛が付着しているのも確認できました

植樹地と沢沿いの整備

植樹地と沢沿いの整備を行いました。

夏本番を前に植樹地周辺は雑草に覆われていたため、木の成長を妨げないように整備しました
夏本番を前に植樹地周辺は雑草に覆われていたため、木の成長を妨げないように整備しました

夏本番を前に植樹地周辺は雑草に覆われていたため、木の成長を妨げないように整備しました

沢沿いでは、川の流れを滞らせている枝などを除去しました
沢沿いでは、川の流れを滞らせている枝などを除去しました

沢沿いでは、川の流れを滞らせている枝などを除去しました

密生している灌木を一人一本手ノコで切りました
密生している灌木を一人一本手ノコで切りました

この日は前日の雨で沢の水量が多くなっていたため、水の流れる音が心地よく、沢沿いはとても過ごしやすい気温でした

ランチタイム

今回のランチタイムは冷やしたキュウリと焼いた鹿肉をいただきました。冷えたキュウリは活動後の熱い体を癒す一品で、夏を感じることができました。

次回の里山ワークは7月13日(土)。
ここ佐川急便の「高尾100年の森」では、人が手を加えることで自然や生物多様性を保全する活動を引き続き行っていきます。