第3回「高尾100年の森で里山ワーク2019」開催

自然体験学習

2019.10.27

10月27日(日)、第3回「高尾100年の森で里山ワーク2019」が開催されました。
このプログラムはユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら幅広い世代と交流を深める活動です。
今回のプログラムは「沢沿い周遊道の整備」です。参加者23名が、沢沿い周遊道の手入れを行いました。

沢沿い周遊道の整備 ~台風被害の復旧作業~

これまでにも整備を続けてきた沢沿いですが、10月12日(土)に上陸した台風19号の爪痕が生々しく残っていました。散乱した倒木や濁流による地形の変化を目の当たりにした参加者たちは、自然の猛威を肌で感じたことでしょう。
近年、台風の勢力が増しているように感じます。その原因はやはり地球温暖化。この環境問題にどう向き合っていくか、一人一人が少しでも考えるきっかけになってくれれば嬉しいです。

今回は沢沿い周遊道の整備。台風19号の影響で、沢沿いには倒木や流木が散乱している状態。この沢沿いには、希少な動植物が多く生息していることから、生息環境に悪影響がおよばないよう整備が必要です。
2時間かけて整備し、きれいな景観を取り戻すことができました。撤去した木は「そだ」の材料としても有効活用する予定です。

作業計画を参加者に案内
一人で持ち運べない木は切り分けます
台風の生々しい爪痕が残る沢沿いフィールド
流木等を撤去し、きれいな景観を取り戻しました

沢沿い周遊道の整備 ~階段づくり~

台風による被害の復旧作業を行った後、沢沿いフィールドへ安全に降りる階段づくりを行いました。
材料は、撤去した木を再利用。スコップで段々をつくり、木をハンマーで打ち込むことで、立派な階段が完成しました!

スコップを使って段々をつくっていきます
立派な階段の完成

ランチ交流会 ~地産地消~

スタッフが本日振る舞ったのは、この森の地元である八王子産の里芋を使った芋煮!たき火でじっくり煮込んだ芋煮は、甘くてホクホク。肌寒く感じるこの時期、身も心も温まり、おいしくいただきました。

旬の里芋は格別においしい!

次回の里山ワークは12月15日(日)。落ち葉をかき集めて落ち葉ヤードをつくり、多様な昆虫が集まる豊かな環境を目指します!