梱包材削減に向け、お客さまと調達先の架け橋に!事例・実績

A社さま
(総合電機メーカー)
脱炭素化

事業所に届く荷物の、梱包材廃棄物を削減させたい!

総合電機メーカーのA社さまは、企業として環境問題に取り組む中で、事業所に定期的に配達される荷物の梱包材廃棄物の削減を考えていました。しかし、調達先が700社と多岐にわたり、届く荷物は多種多様。自社の注文部署もいくつかに分かれており、どういうルートで、どんな梱包材で入ってくるのかを把握することが非常に難しい状態でした。そのような中で、佐川急便の環境に配慮した輸送の取り組みや提案実績に興味を持ったA社さまから、トライアルのご依頼をいただきました。

佐川急便の持つ顧客ネットワークを生かし、梱包材の変更に尽力

佐川急便は2つのフェーズに分けて提案を行いました。第1フェーズは課題である調達の流れの可視化です。事業所に到着する佐川急便で取り扱う荷物について、どんな重量のものがあって、どこのサプライヤーさまから来ているかを洗い出しました。同時にお客さまの調達に関係する部署の方々をご紹介いただきながらヒアリングを続け、調達フローを把握していきました。
第2フェーズは実際にサプライヤーさまと交渉を行うフェーズです。これは、サプライヤーさま側で梱包材を再利用可能なものに変更していただけないかお願いをすることになるため、かなり難しいフェーズとなります。発送工程も変更となる可能性もあるため、一筋縄ではいきません。そこで、A社さまのサプライヤーさま700社の中で佐川急便の取引先でもあった4社に依頼し、トライアルにご協力いただけることになりました。
その後、第1フェーズに3カ月、第2フェーズに3カ月を費やして実施したトライアルの報告書をA社さまに提出。今後の展開を一緒に検討させていただく予定です。

課題

梱包材廃棄物を削減したいが、調達先が700社もあり、調達の流れも把握できていない中でどうすれば良いか分からなかった

ご提案

第1フェーズ:調達フローの可視化のため、到着荷物のデータ取得、調達部署の方々へのヒアリングを実施
第2フェーズ:佐川急便の顧客ネットワークを生かし、A社さまと共通の取引先(サプライヤーさま)に梱包材変更の交渉を実施

成果

トライアルを実施し、環境負荷低減への足掛かりをつくることに成功

このように佐川急便は、物流の脱炭素化に向けて、グリーン物流コンサルティングを行っています。サプライチェーン全体の脱炭素化に関するお悩みがございましたらぜひご相談ください。

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