八王子市主催の「秋の里山体験」に協力

自然体験学習

2018.11.03

11月3日(土)、八王子市主催の「秋の里山体験」が開催されました。本講座は、「高尾100年の森」の地元となる八王子市が、体験を通じて里山保全について学ぶことを目的として開催するもので、4回目となる今回は10組22名の親子が訪れました。

秋の自然散策~リースづくりの素材を集めよう~

赤や黄色に色づき始めた「高尾100年の森」は、クルミやどんぐり、クリなどの自然の恵みで溢れています。そんな、秋深まる森で今回はクリスマスに使える“リースづくり”にチャレンジ!リースづくりを通して自然の素材を活用した物づくり、自然の恵みについて親子で考えます。まずは、森の中へリースの素材となる、ツルや木の実を採りにでかけます。何が見つかるかな?

出発前にこの森に住む生き物のお話を聞きます。みんな興味深々!

足元を見ながら歩くと、色とりどりの木の実や落ち葉がたくさん見つかります。「これ使えそうだよ」「この木の実キレイ」と、親子でお気に入りの素材を集めていきます。特に人気だったのが、スギの実や葉っぱなどのクリスマス感に溢れた素材。その他にも、リスやネズミが食べた痕がついたクルミの殻や艶のあるどんぐりも大人気!どんなリースにするのか親子で相談しながら袋一杯になるまで集めました。

素敵な素材を発見!
大人も子どもも夢中になって探します

秋の味覚「さつまいも」に舌鼓

森の散策を終えた、みんなを待っていたのは、できたての焼き芋。散策を始める前に、アルミホイルに巻いて焚き火に入れておいた「さつまいも」が、お腹が空いたころにでき上がり!食欲をそそるように中は黄色く、食べると甘くてホクホク。大自然の中で食べる秋の食材は、格段に美味しく感じられます。

お父さんと一緒に上手に包めるかな
みんなで美味しくいただきます

リースづくりにチャレンジ!

いよいよ、リースづくりに挑戦です。土台となるのは、森で見つけた2メートル程の細長いツル。それを器用に、輪っかになるように編んでいきます。土台ができると、その周りをオシャレに飾り付け。自然の素材を生かして、世界に一つだけの作品を作ります。

ツルが折れないように気を付けて
どんな作品ができるのかな

飾り付けが終わると、最後に赤いリボンを付けて完成!秋の季節を取り入れた彩り豊かなリース作品ができました。家に飾ると、どの家族にも素敵なクリスマスが訪れそうです。

個性溢れる作品のでき上がり

今回の体験では、親子で楽しみながら自然と触れ合い、「自然と人との繋がり」や「里山保全の大切さ」について学んでいただけたと思います。これからも子どもたちの環境教育の場として、自然や里山保全について学ぶことができる機会を提供していきます。