第2回「高尾100年の森で里山ワーク2018」開催

自然体験学習

2018.06.16

6月16日(土)、第2回目となる「高尾100年の森で里山ワーク2018」が開催されました。
このプログラムはユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら幅広い世代と交流活動を深める活動です。

今回のテーマは「夕暮れ体験(沢沿い整備/燻製づくり)」です。いつもと違う夕暮れから夜の時間帯での活動に、期待を膨らませた27名のユースたちが集まりました。

沢沿いの保全

今年の里山ワークでは、森の中でも多くの生き物が集まる沢とその水辺の保全を行うことで、貴重な生物を育む環境を再生する活動に力を入れています。今回の活動テーマは「トンボが集まる水辺」。陽当たりを妨げている木々を間伐することで、トンボが好む明るい水辺環境へと変化させていきます。
ユースたちは、ノコギリで木を切る爽快感や、間伐によって林床が明るく変化していく達成感を感じながら、どんどん作業を進めていきました。
この沢では、これまでにもニホンカワトンボやムカシトンボ、オニヤンマなど、水の綺麗な沢に生息するトンボを観察することができましたが、今後どのように変化していくのか楽しみです。

間伐作業も上達しました
ニホンカワトンボ

「燻製づくり」にチャレンジ!

ユースたちが最も楽しみにしていた「燻製づくり」にチャレンジ! 今回、燻製にするのはタコ、サバ、チーズ、たまご等どれも定番の人気素材です。タコやサバは燻す前に表面に出た水分をキッチンペーパーで取り除くひと手間が、完成時の生臭さを消す決め手になることも教わりました。
そして、できあがった森の夕食会メニューは、「燻製料理のサンドイッチ」と「特製スープ」、メインディッシュはこの森の自慢料理「ダッチオーブン 丸鶏ローストチキン」。どの料理もおかわり希望者が続出し、じゃんけんの勝ち抜きトーナメント戦が行われるほどの人気ぶりでした。

高尾100年の森特製の「丸鶏ローストチキン」
できたて燻製のサンドイッチを食べるユースたち

次回の活動は7月29日(日)に地元八王子市の親子を招いた自然体験イベントです。
ユースたちが整備した場所での沢遊び(生き物探し)や森の小枝でクラフト体験を行います。お楽しみに!