第1回「高尾100年の森で里山ワーク2018」開催

自然体験学習

2018.05.20

5月20日(日)、「高尾100年の森で里山ワーク2018」が開催されました。
このプログラムはユース世代(高校生から大学生)を対象に、里山を知り、里山の保全作業を行いながら幅広い世代と交流活動を深める活動で、2016年度から継続的に開催しています。

本年度の第1回目となる今回のプログラムは、「沢ぞいフィールド整備」。多くの人が気持ちよく活動できる環境、そして多様な生き物が生息する環境を目指して、ユース24名が保全作業を行いました。

沢ぞいでは木漏れ日が降り注ぎ、春になると「ニリンソウ」の花が一面に咲く環境を目指して間伐や下草刈りを行いました。この「ニリンソウ」が見られるということは、しっかりと整備され、日当たりがよい場所になっていることの証です。
始めは、使い慣れないノコギリに苦労しましたが、見る見るうちに上達していき、最後には木を切り倒せるまでに成長しました。

間伐作業の方法についてレクチャーを受けます
木を切り倒せるようになりました
活動によって明るくなるフィールド
来年の春、ニリンソウが咲くのが楽しみです

同時に別のチームでは、沢の多様な生き物を保護するために流木などの漂着物を取り除き、本来の水の流れを復元する活動を行いました。これは、水生生物が生息しやすい環境の保護、そして、子どもたちが生き物観察を楽しめる場所を維持するための大切な作業です。
大きな流木やゴミなどを移動させるのはとても大変でしたが、きれいになった沢を想像しながら、みんなで力を合わせて作業を行いました。

力を合わせて流木を除去
橋も修理しました

お昼には、参加者がいつも楽しみにしているランチ交流会。
この日は、手づくりの豚汁と朝採れの地元産じゃがいものホイル焼きをいただきました。どちらの料理も、おかわりの行列ができるほどの人気ぶり。大自然で食べる料理の味は、いつもながら格物です。

おいしい豚汁ができました!
おかわりに並ぶほどの大人気!

そして、一日の最後には、今後、この森でやってみたいことについてみんなでミーティング。その中では、「サワガニが食べたい」「燻製をしてみたい」「ツリーハウスをつくりたい」などといった、積極的な意見やアイデアが出ました。

いろいろなアイデアを出し合いました

今年もスタートしたユース里山ワーク。ユース達のアイデアや活動によって、今後この森がどのような姿に変化していくのか、私たちもとても楽しみです。
次回の活動は6月16日(土)を予定。これまでにリクエストの多かった夕暮れから夜の森を体験するプログラムです。お楽しみに!