「聞き書き甲子園」の事前研修会に協力

自然体験学習

2015.08.13

8月13日(木)、「聞き書き甲子園」(※)の事前研修会が「高尾100年の森」で行われました。
早朝まで降り続いた雨も上がり、今年も約100名の高校生たちが元気に森を訪れました。
当日は、“クラフト体験(コースター・箸作り)”と“森の名手・名人の技に触れる”の2つのプログラムを実施しました。
クラフト体験では、間伐材を利用したコースター作りや箸作りを行いました。高校生たちが、普段あまり扱うことのない、のこぎりやナイフなどで一生懸命作業している姿が印象的でした。
また、森の名手・名人の技に触れる体験では、名人である佐久間さんに、「ぶり縄」(※)の実演を見せていただきました。実演では、枝を落とす目的、使う道具や方法、作業を行う時期やその理由などについても詳しく解説いただき、高校生たちは熱心に耳を傾け、実際に見事な名人技を目にすると、驚きの歓声を上げていました。森の名人とのふれあいのなかで、実際に目にすること、話を聞くことが刺激となり、この経験を今後の聞き書き実習に活かしてもらえたら嬉しいです。

  • 聞き書き甲子園
    (農林水産省、文部科学省、環境省、共存の森ネットワークなど聞き書き甲子園実行委員会主催)
    全国各地の高校生が森や海、川の名手・名人を訪ね、知恵や技術、人生そのものを「聞き書き」し、記録する活動。その活動を通じて、高校生たちが新たな価値観に出会い、自らを養っていくことを目的としています。
  • ぶり縄
    日本の伝統的な木登り技術の1つ。2本の棒とロープを使って足場を作って登り、枝打ち等を行う。
みんなで協力してコースター作りに挑戦
間伐材を使って箸作り
名人の話を聞く高校生たち
見事な名人技に驚きの声